頑張って看護師になったのはいいけど、看護師に向いてないのかも…。このまま続けていていいのかな…?
そんな悩みを解決するよ!
看護師として働いているけど「看護師に向いてないかも」と感じてしまう人は少なくありません。
新人看護師時代(看護師1年目・2年目)は特に自分が看護師に向いてないかも、と感じやすい時期です。
このまま看護師を続けていていいのかと不安に思っているあなたに、看護師に向いてないと感じてしまう原因と原因別の解決法を解説していきます。
この記事を読めばあなたが本当に看護師に向いてないのかと解決方法がわかります。
看護師に向いている人の性格・特徴って何?
看護師という仕事は、医療チームで連携を取りながら、昼夜関係なく患者さんの命を扱う仕事ですよね。
以下のような性格や特徴をもった人が看護師に向いていると言われます。
- 責任感が強い
- コミュニケーション能力が高い
- 体力がある
- メンタルが強い
- 協調性がある
- 向上心がある
上記に当てはまらないからと言って看護師に向いていない訳ではありません。
自信をもって看護師に向いていると思っていいので、あなたの長所を大切に伸ばしていきましょう。
看護師に向いてない人はいるのか
では、看護師に向いていない人はいるのでしょうか?
正直、この性格だから看護師に向いていないというのはありません。
ただ、物凄く責任感が強い、人に対して優しすぎる、そして誰にも相談できずに抱え込んでしまう人は、看護師という毎日に強いストレスを感じるでしょう。
気が付いた時にはかなり精神的ダメージを負っている可能性もあるので、少し頑張りすぎている・看護師が辛いと思ったら休んでみるのもありですね。
『看護師に向いてない人はいない』って言われても、向いている要素が1つもない…。やっぱり看護師は私にはできないのかな…。
看護師に向いていないと思っている原因があるはずだよ!
看護師に向いてないと思う原因
看護師に向いていないと思うことは、あなたが今思っているように誰にでもありますが、理由は人それぞれ違います。
しかし、ほとんどの場合で、看護師に向いていない⇒辞めた方が良いのかな、という思考回路はナンセンスです。
解決できる可能性のある原因は以下の通りです。
- 他の人に向いていないと言われた
- できないことが多くて自信がない
- 仕事が遅い・効率よく業務がこなせない
- 協調性がない
- コミュニケーション能力が低い
- 体力が無い
- 順序立てて考えるのが苦手・柔軟性がない
- 特定の物事が苦手
- 【学生】学校での成績が悪い
解決方法をくわしく見てみよう!
【悩み別】看護師に向いてない人におすすめの職場・方法
他にやりたい仕事がある
一番初めに、看護師ではない仕事に就いた方がいい例について触れておきます。
看護師という仕事が、あなた的につまらない・他にやりたい仕事があるなら、看護師を辞めて希望する業界で生きていく準備をしましょう。
看護師が一生安泰だから、という理由だけでやりたい事を諦めるのは代償が大きすぎます。
お金は好きな事を極めていけばついてきますので、「あの時やっておけばよかった」という後悔をしないように行動するのがいいですね。
周りが何て言おうとあなたの人生です。自分自身のQOL上げましょう。
他の人に向いてないと言われた
自分ではない誰か(学校の先生・職場の先輩など)に言われて、自分が看護師に向いていないかもと思っているなら、気にする必要はありません。
状況によっては、なぜそういわれたのか自己分析するのもいい機会ではあると思いますが、相手に個人的な意見を押し付け、マイナスな考えをさせてしまう人の方が看護師向いてない…。
あなたの仕事の向き不向きが1人の意見に左右されるなんてもったいなさ過ぎです。
ただし、職場でいじめを受けて、そのような暴言を吐かれているのなら、その職場はさっさと辞めましょう。
耐える必要はありません。
学生の時は、看護師向いてないから辞めたらって何度も言われたけど、〇十年も前に看護師辞めたのになんでそんな事わかるんですか?と先生に言ってキレられたのは私です。
できないことが多くて自信がない
看護師として働き始めたばかりの時は、できないことだらけ。
- 自信をもって報告したはずなのに突っ込まれまくり
- 予習したのに滅菌ガウンの着用介助でそっこー不潔にする
- アンプルが折れず吹っ飛ばして自分が流血
- きれいに剃毛できない上に患者さんとベッド毛まみれ
今思えば、なんでそんな事も出来なかったんだと笑えますが、こんなこともできないのかと毎日落ち込みました。
最初はできなくてあたりまえとは言われますが、やっぱり自信はなくなりますよね。
看護師の仕事で一生失敗し続けることなんてない!後は、1日の最後に今日も出勤したぞ!ご飯を食べれたぞ!という当たり前の事を褒めてあげよう!
仕事が遅い・効率よく業務がこなせない
やるべき事が時間内に終わらない・同期に比べて仕事が遅い=自分以外の人の方が向いているから自分は向いていないと感じるパターンです。
これも「できないことが多くて自信がない」という悩みと似ていますが、最初は効率よく仕事ができない・1つ1つの手技に時間がかかるのは当たり前です。
もし、自分の業務の組み立て方に問題があると感じたら、時間通りに行う処置や検査を中心にスケジュールを書き出し、優先順位を付けてみましょう。
患者さんとの話が長くなってしまう方は、タイマーをかけたり、一旦切り上げる方法を考えましょう。
協調性がない
患者さんの看護目標を達成するためには、他の人と協力が必要で協調性が重視されることもあります。
しかし、単独行動が多い、個性的な外見の人も協調性がないとみなされるようです。
私の場合ですが、前の職場の上司は、個性的な考えをもっていていろんなことに気付けるし、自分らしさがあっていいと言ってくれました。(かなり優しい人ですね。)
協調性がないのは悪い事ではないです。
もし、協調性がないのが理由で看護師が向いていないと思っているなら、視野を大きく広げてみるのもありですよ。
コミュニケーション能力が低い
看護師は患者さん以外にもスタッフや家族とコミュニケーションを取る必要があり、内向的な人は少し疲れてしまいますよね。
私も初対面の人と話すのが超絶苦手なタイプですが、スタッフ間であれば、収集した情報と考察、結果や相手にどうしてほしいのかを伝えれば業務はこなせますし、患者さんからは必要な情報を聞き出して共感すればそこまで業務に支障はありませんでした。
看護師にとって、自己啓発本は馴染みがないかもしれませんが、自分がより楽に生きていく為のヒントが見つかるかもしれません。
『人は話し方が9割』は、話す事に対して苦手意識を持っている方におすすめの身近な人たちとのコミュニケーションを円滑にするコツが学べる本です。
フリーアナウンサーの加藤綾子さん著書の『会話は、途切れていい』もコミュニケーションに関するアドバイスが詰まっています。芸能界の大御所のエピソードも盛り込まれているので読みやすいですね。
どうしても人と話す機会を減らしたいのなら、人と話す機会が少ないサービス付き高齢者向け住宅(サ高住)や心療内科クリニック、人間関係のさっぱりしている健診センターへの転職がおすすめです。
体力がない
体力がない人にとって、看護師の不規則なシフトや毎日の移乗・移動介助は意外とつらいものです。
体調を崩しがちになったり、腰を痛めてしまいコルセットなしでは仕事ができないという方も少なくありません。
極論を言えば、ジムに行ったり、宅トレで体力は付ける事はできます。
しかし、そんな体力は残ってませんよね…。
ということで、夜勤もなく、重労働がない仕事として
へのキャリアチェンジがおすすめです。
夜勤がないのに看護師の平均年収を越える仕事!
順序立てて考えるのが苦手・柔軟性がない
看護師の業務ではとっさに順序立てて考えなければならないシチュエーションに遭遇したり、予想しないイベントも付き物。
一瞬で優先順位をつけて行動したり、柔軟に対応する必要があります。
これも確かに慣れではありますが、苦手な人は常にプレッシャーに感じることもありますよね。
看取り、血液、汚物など特定の物事が苦手
現在看護師として働いている方はすでに避けているかと思いますが、看護師を目指す人の中には特定の物事が苦手という場合もあると思います。
私は血が苦手ではないのですが、母性実習でお産をみてぶっ倒れたので、そこで初めて産科にはいけないと確信しました。
血液・体液・排泄物・傷口が大好きという看護師はあまりいないと思いますが、苦手な方はやっぱりいます。
同僚(血液内科勤務)は輸血バックをみるだけでも気持ち悪くなっていましたが、毎日見るので慣れていったそうです。
就職する前に診療科の仕事内容について情報収集すれば、ほとんどの確率で避けることはできるので、苦手なものがあるからと言って看護師を諦める必要はありません。
どうしても避けたいのであれば、看護師の資格を活かして治験コーディネーターという手もあります。
比較的若い人の方が有利な職業なので、興味のある方は以下の記事を参考にしてみてください。
学校での成績が悪い
専門学校や大学での成績が悪くて、このままで看護師になれるのかと不安になっている学生さんもいると思います。
結果、学校の成績は学校での成績です。
最悪留年しないだけの点数は必要です。
私の学年では、看護学科での成績上位1ケタの学生でも国家試験には落ちましたし、とても優秀で大学病院に就職した人でも学習と日々の業務が両立できず3か月で辞めました。
つまり、学校の勉強と現場で必要な知識や能力は必ずしもイコールではありません。
あなたが興味のある分野で看護師になれば自然と学習が楽しくなりますし、技術も身について行きます。
実習やテスト、国家試験など辛い事は山ほどありますが、乗り越えるのが大変な人ほど人間的にも成長できているはずです。
それでも看護師に向いてないと思ったら
ここまで読んでみたけど、
- このまま看護師を続けていいのだろうか
- 一生看護師をやり続けなければいけないのだろうか
- 他に自分に向いている仕事はないのだろうか
と感じているなら、どんな人生を歩んでいきたいかを明確にすることが必要です。
とは言え、いきなり人生について考えるのはテーマが大きすぎますよね。
まずは自分自身の強みや弱点、適性を知ることが必要です。
そこで活用できるのがミイダスです。
ミイダスは元々経歴や経験・スキルから自分の市場価値をデータ分析し、内容に適した求人オファーが来るというビジネスマン向けアプリですが、無料で出来る2つの診断であなたの強みや職業適性が分かります。
- パーソナリティの特徴:自分の強み・個性
- 職務適性:適性の高い・低い職業(147職種)
- 上下関係適性:自分に合った上司や部下のタイプ
- ストレス要因:ストレスを感じやすい条件・環境
無料の適性チェックを受けるには、基本情報を入力して自分の適正年収を診断する「市場価値診断」を受ける必要がありますが、5分もあれば終わります。
自分に本当に合っている職業は何なのか、自分の特徴や苦手な事を再認識することで自分と向き合える機会になるので一度試してみるのもいいかもしれません。
看護師に向いていないと感じても、焦る必要はない
看護師に向いてないかもと思うことは誰にでもあります。
向いていないと感じる理由には、
- 時間と経験不足によるもの
- 職場・診療科のミスマッチから起こるもの
があります。
前者の場合、短所と思っている点が、実はあなたの個性です。他の人と比べる必要もありませんし焦らず自分のペースで進んで行くだけです。
後者の場合は、少し立ち止まって自己分析が必要です。
まずは自分自身を理解するために適性診断を受けてみることをおすすめします。