留学の為にIELTSを受けなきゃいけないけど、IELTSのライティングが苦手すぎて何から手をつけたらいいかわからない!効率よく対策できるIELTSのライティングコツはないかな?
このような疑問を解決し、最速でIELTSライティングの結果がでる効率の良い勉強法を紹介します。
- IELTSライティングの概要・勉強法
- ライティングタスク1・2の解き方
- 高得点を取るために必須なオンライン英会話
この記事を書いている僕は、Do,Does,Didも分からないレベルから英語学習を始め、後述する方法でIELTSライティングで6.5を取得。
IELTSをパスしたことでビジネスビザを取得し、現在はオーストラリアの現地企業で働いています。
IELTSライティングでの高得点の取り方をまとめていきます。
この記事を読むことでIELTSライティングのコツがわかり、目標スコアにさらに近づくことができますよ!
結論から言ってしまうと、IELTSライティングを対策するために重要なことは以下の4つを意識することです。
- テストの概要
- 単語力強化
- テンプレ暗記
- アウトプット
僕は我流で勉強を開始し、IELTSライティングを安定させるまでにかなりの時間を費やしました。
結果として上記の順番で取り組んでいくと一番効率よく勉強できます。
では早速4つのポイントを詳しくまとめていきます。
IELTSのライティングとは
IELTSのライティングについて何も分からない、何から始めたら良いのかさっぱり…という人は闇雲に勉強をしても絶対に得点は望めません。
IELTSにはIELTS専用の得点の方法があり、文法的に間違いなく文章を書けたとしても意味はありません。
高得点を取るために意識しないといけない事は以下の5つです。
- 時間内に終わらせる
- 質問に対して明確に答える
- 起承転結をしっかりと意識する
- 難しい単語を使う
- 正しい文法を使う
IELTSライティングの対策を始める際に、これらを意識しないと得点が伸び悩んでしまいます。
では詳しく見ていきます。
時間内に指定文字数を書ききる
どれだけレベルの高い構文や単語を使っていても、時間が足りなければそれは0点に等しいと思ってください。求められている必要文字数に足りていない場合も同じく0点と思ってください。
厳密にいうと0点ではありませんがかなり減点されてしまい、その時点で高得点を取ることは不可能になります。
文字数が心配だからタスク2で500文字書くぜ!
というのは現実的ではありません。
既定の250文字以上書いても得点が加算されることはないのと、書けば書く分だけスペルミスや文法ミスのリスクが増えます。
出来るだけ余分な文章を作らないで端的に分かりやすく書くことが必須です。
結論から書いて意見は明確に主張する
多くの日本人は理由から始め、結果を曖昧に伝えます。
IELTSでこれをやってしまうとこの受験者は結局何を伝えたいのか分からない…減点!となります。
日本風の伝え方から欧米風の伝え方に変えてみましょう。
日本風
風邪を引いてしまったので申し訳ありませんが今日は会社に行けないと思います…
⇓
欧米風
申し訳ありませんが今日は会社にはいけないです。実は昨日から風邪を引いてしまって…
にすることで減点されないという事ですね。
僕も含め、日本人がよくやりがちなミスは分かりやすく日本語で言うとこんな感じになります。
スペルミスを減らす
数個のスペルミスであれば大幅な減点にはなりませんが、スペルミスを何度も犯してしまうと単語を使いこなしていないとみられて減点されます。
同じ単語を複数回使わない
IELTSでは同じ単語を何度も使用することも減点に繋がります。
例えば
English is very important because I can talk to other people. But Japanese is also very important.
英語はとても大事です。なぜなら他の人と話せるから。でも日本語もとても大事です。
と同じ単語を続けて使うのはよくありません。この場合は
English is very important because I can talk to other people.But Japanese is also essential.
このように大事という言葉を他の言葉で言い換えてあげましょう。日本語で言うところの大事と必要の違いみたいなものです。
何かオススメのレストラン知ってる?今度彼女の誕生日を祝いたいんだよね。
味うめぇ、早いし安いからパスタ最高ダ!あそこ、イイ!
この会話のやり取りをIELTSの採点基準に当てはめると
- 質問に答えているようで答えていない→パスタはレストランではない
- 日本人特有の理由から説明し始めて最後に結論→ライティングでは結論から始める
- 簡単な単語しか使っていない→うめぇなどの話言葉はNG。
- 文の意味は分かるが正しくはない→基本的な【が・の・に・は】が無い。
言っている事や伝えたい事は何となく分かるので、友達なら会話を続けてもっと詳しく理解していく事は可能です。
しかしIELTSライティングはテストであって、試験官と会話のキャッチボールはできません。
一回で出来るだけこちらの意思を正確に伝える事が重要です。
何を意識して解答すればいいか分かったところで、テスト内容や時間、採点比率なども見ていきましょう。
IELTSのライティング概要
IELTSはジェネラルモジュールとライティングモジュールと分かれています。
- ジェネラル→移住を目指す人向け
- アカデミック→留学を目指す人向け
ライティングではジェネラルとアカデミックで出題される問題が違うので注意しましょう!
ジェネラルとアカデミックの違い
ジェネラルモジュールのライティングパートは手紙を書くタスク1と日常でよく起きる議論について自分の意見を絡めてまとめるタスク2で構成されています。
アカデミックモジュールのライティングパートはグラフや表などから読み取れる事をまとめるタスク1と社会で問題になっていることに対して論理的にまとめていくタスク2で構成されています。
タスク2に関しては構成は同じですが、出題される問題が微妙に違います
時間
1時間でタスク1とタスク2を終わらせます。
基準としてはタスク1に15~20分。
タスク2に40~45分をかけて終わらせると時間配分がうまく行きます。
最低文字数
ジェネラル・アカデミック各タスクに最低文字数が設定されています。
タスク1→150文字以上
タスク2→250文字以上
これはアルファベットの数ではなく、1単語を1字として計算します。
【Apple】は5文字としてカウントしないで1文字としてカウントします。
採点比率
タスク1とタスク2の採点比率はおよそ1:2と言われています。つまりタスク2の配点はタスク1の2倍になります。
IELTSライティングでのコツと対策
効率よく希望のスコアを取るには、テスト内容を知ることと単語力強化が重要です。
語彙力強化がもたらす影響
これからIELTSライティングの対策を始める人が語彙力強化に専念するべき理由は以下の3つです。
- 単語を言い換える事ができない→語彙力がない
- 文字数と時間が足りない→語彙力と基本的な構文が頭に入っていない
- スペルミスが多い→単語をちゃんと理解していない
ひたすら単語を覚えるだけでこれらの問題は解決できます。
後述するテンプレートやアウトプットは、ベースとなる語彙力があってこそ活きてきます。
まずは基礎となる部分をしっかりと固めていきましょう。
IELTS頻出単語を覚えることでリーディングやリスニング、スピーキングに活かすこともできるね!
おススメはIELTSによく出る単語のみに特化した単語帳です。
文法や基本的な単語はしっかりと固めておきましょう。
IELTSのライティングをさらに効率よく対策する方法
ライティングを制するために、英単語を覚えながら同時進行で取り組み始めることは以下の2つ。
- テンプレート(例文)の暗記
- オンラインスピーキング
順番に見ていきましょう。
テンプレートの優位性
IELTSのテストにはテンプレートと言われる定型文を使うことができ、うまく使うことで効率よくのポイントを上げることが可能です。
なぜテンプレが有効なのか?その理由は以下にまとめてある通りです。
- テンプレを覚えることによってどのような問題形式でも対応して解くことが可能
- 例文では既に難しい構文や単語が組み込まれているので覚えるだけで得点を伸ばせる
- 複雑な構文や言い回しを考える時間が省略できるので時間配分をよりうまく設計できる
- 起承転結などの文の構成ミスをなくし、よりIELTSの採点基準に近い構成をマスターできる
- 自分で覚えた単語を使ってテンプレを調整できるので、オリジナルの文章にすることも可能
しかしテンプレートを多用しすぎることで、自分の作る文章とニュアンスが変わり、スコアが下がる可能性があります。
テンプレを覚えるだけでなく、しっかりと自分の表現にできるようにアレンジして使いましょう。
定型文暗記で目標スコアに近道!
IELTSのライティングを取り組み始める人に多い問題が、テストの概要やどうやったら点数が取れるのかという事に無駄に時間を費やしてしまうという事。
IELTSを受験する人にとって大事な事は目標スコアを取る事。
IELTSの知識を手に入れる事ではありません。
テンプレを最初に頭に叩き込むことで自然と問題形式や構成、文のまとめ方も身につき、貴重な勉強時間も節約できます。
IELTSのライティングで使えるテンプレをタスク別に学習する
上述しているように、IELTSライティングはタスク1とタスク2によって構成されています。
アカデミック:タスク1
グラフをまとめるという試験内容ですが、構成やよく使う表現を知っておかないと15分で書き上げる事は不可能です。
IELTSライティングタスク1を大量のテンプレートでまとめます【図解マニュアル】では具体的な問題と解答方法、すぐに使える例文をまとめています。
ジェネラル:タスク1
友達や上司、会社などに宛てた手紙を作成していきます。
手紙にはちゃんとしたフォーマットがありますが、やはりこちらも事前に覚えておかないと時間内に終わりません。
詳しい説明はIELTSのジェネラルライティングを構成から例文まで徹底解説しますでまとめているのでオススメです。
アカデミック・ジェネラル:タスク2
世の中でよく議論されている社会問題を論理的にまとめていきます。
英作文ではなく、あくまでも客観的にまとめていくことが重要視されていますが、IELTSライティングタスク2が得意になる【魔法のテンプレ44選】を参考にすることで悩みや迷いを失くすことができるかと思います。
時間はかかるけど、少しづつ前に進みましょう。
IELTSライティング:最終ステップ
テンプレを徐々に覚えてきたら最後にもう1つやるべきことがあります。
アウトプットで脳に定着させる
ただの暗記で終わっていたらいつまでたっても覚え続ける暗記マラソンは終わりません。
インプット(記憶)したものをアウトプット(定着)させることで初めて自分の情報として使うことができるようになります。
アウトプットできる環境として代表的なのは以下の3つです。
- 英会話スクール
- フィリピン留学
- オンライン英会話
それぞれ善し悪しありますが僕の経験上はベストティーチャーがオンライン英会話とIELTS対策には最適という結論です。
コスパ最高の効率良しです。
無料でIELTSライティングの添削もできるので、オススメです。
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アウトプットはインプットがしっかりできていないとやる意味がありません。
- ライティングの概要・情報を頭に入れる
- 単語帳をひたすら暗記
- ライティングで使えるテンプレートを暗記
- オンライン英会話で実際に覚えたテンプレや単語を試して自分のモノにする
しっかりと順序を守って勉強していきましょう。
まとめ:IELTSのライティングは最難関
IELTSのライティングを対策する事は高得点への近道であり、一番重要なポイントです。
ライティング以外のセクションで高得点を取れたとしても、ライティングパートでミスをして希望のスコアに届かないという事がIELTSでは頻繁に起こります。
日本の英語教育システム上、日本人にとってライティングはスピーキングと並んで伸ばしにくい分野です。
事実として、日本人はIELTSでのライティングの得点が一番低いというデータが出ています。
スピーキング | リーディング | ライティング | リスニング | オーバーオール |
5.73 | 5.54 | 5.43 | 5.86 | 5.70 |
この事から分かるように、IELTSでライティングを制する=IELTSを制すると言っても過言ではありません。
もしライティングを勉強する時間が節約出来たら他の苦手なセクションに時間を有効活用できる!
一歩一歩着実に対策していきましょう。