移住のためにIELTSのジェネラルを受けなきゃいけないんだけど、ライティングが苦手すぎる…。アカデミックの対策はたくさんあるのに、ジェネラルの対策はなんでないんだよぉぉぉ!
そんな思いを持っているあなたにこの記事を捧げます!
IELTSジェネラルライティングはこの記事でハードルを下げられます。
- IELTSジェネラルライティングの概要
- ジェネラルライティングの対策
- すぐにできる手紙の書き方・例文
この記事を書いている僕は、後述する対策によってIELTSジェネラルライティングで6.5を取得。
IELTSに膨大な時間とお金を費やしました。
IELTSジェネラルのライティングタスク1は、パターンを抑えることで移住に必要なスコア6.0は必ず見えてきます。
本記事では、絶対に落とせないライティングタスク1の手紙の作成に関わる、手紙の形式・構成・テンプレートの全てをまとめています。
IELTSライティングに関して何も分からないという場合はIELTSのライティングを徹底的に攻略する4つのステップ【初心者~6.5】に詳しくまとめてあるので、こちらも参考にしてみてください。
では本題へいきましょう!
IELTSジェネラルのライティングは手紙
ジェネラルのタスク1の題材は、手紙を書くこと。
ですが、手紙の書き方は1種類だけではありません。
問題文を読むと
- 誰に向けて書くのか
- 何について書くのか
- 構成はどのようにすればいいのか
が決まっています。
誰に向けて、どのように手紙を書いていけばいいのか詳しく見ていきましょう。
フォーマルとインフォーマル
IELTSジェネラルのタスク1では、フォーマルに書き進める場合と、インフォーマルで書き進めるパターンがあります。
- フォーマル→まだ実際に会ったことのない相手や企業向け、学校に向けて書く場合
- インフォーマル→親しい友達や家族に向けて書く場合
フォーマルで書き進める場合は、口語表現は避け、比較的堅い文や単語を使います。
逆に、インフォーマルの場合は堅くなりすぎてしまうと自然ではないので、多少フランクな言い回しでも大丈夫です。
Hence(したがって)やTherefore(それゆえに)などの堅い語はフォーマル。インフォーマルと言っても、スラングやイディオム、カジュアルすぎる口語表現(fxxkingやshit等)は当然使いません。
まずは設問を読み、誰に向けて書くのかをしっかりと整理しましょう。
IELTSジェネラルライティングは6パターンに分ける
ライティングの設問は、日常生活で起こり得るシチュエーションを仮定しています。
- 親しい友達に近況を報告する・相談する
- 企業やお店にお礼を述べる
- 学校に資料請求する・入学願書を送る
- レストランにクレームをいれる etc…
以上のように日常生活で必要になってくるシチュエーションが用意されており、これらをさらに6種類に分けることができます。
- 何かを要求するケース
- 何かしらの情報を相手に知らせるケース
- (手紙の返信にて)自分の意見を述べるケース
- 何かしらの苦情を伝えるケース
- 何かしらの謝罪を伝えるケース
- 仕事や学校に申し込むケース
IELTSジェネラルのライティングは、必ずこの中のどれかに当てはめることができ、それぞれのシチュエーションに応じて文を構成していくことでスムーズに書き進めることができます。
IELTSジェネラルライティングの問題を読み解く
ここからは問題を見ながら、1~6のどの形式に分類されるのかを見ていきます。
何かを要求する
Your economics class at school/college has chosen you to write to a local company asking permission to visit their premises.
あなたは学生で、ある企業に向けて建物内を見学させてもらえないかという旨の手紙を書いていきます。
この問題文から読み取れる大事なキーワードは、local companyとasking permission です。
当然企業に手紙を送る場合はフォーマルな形式ですね。
そして asking permission と分かりやすく書いてあるので、①何かを要求するケースだという事が分かります。
情報を伝える
Last year, you went on a camping tour with your family. A friend has contacted you about the tour and asked you whether you would recommend it.
昨年家族とキャンプツアーに行きました。友達もそのツアーに興味があり、おすすめかどうかを聞いてきています。
これは友達(friend)に向けて書くのでインフォーマルですね。
そしてwhether you would recommend it と聞かれているので、相手は何かあなたから情報を欲しがっているのが分かります。そうすると必然的に ② 何かしらの情報を相手に伝えるに当てはまります。
自分の意見を述べる
There is a public park near where you live. You have heard that the local council wants to sell this park. Write a letter to a local newspaper.
あなたの自宅近くの公園を地方自治体が売りに出そうとしている事を聞き、計画を止めるために地元新聞に記事にしてもらいたい。
この問題は少し分かりにくいですが、新聞を書いている人に公園の重要性を伝えて記事として取り上げてもらう内容で③自分の意見を述べるに当てはまります。
相手は新聞社なのでフォーマルに書きましょう。
苦情を伝える
You are a regular customer of a local restaurant. The last you ate there, however, you felt that the standards had dropped slightly.
あなたはレストランのお得意様ですが、前回来店した際に味やサービスが少し落ちたなと感じました。
いくら常連客だとしても restaurant への手紙なので、礼儀正しくフォーマルで書きましょう。
standardsは味や接客などのサービスですね。この問題の場合、④ 苦情を伝えるの書式でも書いていけますが、もう少し柔らかく相手に指摘するのであれば ② 何かしらの情報を相手に伝えるケースでも対応可能です。
謝罪を伝える
Your neighbors have recently written to you to complain about the noise from your house.
最近あなたは、あなたの家からする騒音に関する苦情の手紙を隣人から受け取りました。
この場合は、隣人 Your neighbors なので少し悩むかもしれませんが、内容が complain に対する謝罪文になるのでフォーマル書式です。
申し込み
A restaurant has placed an advertisement for waiters and waitresses in your local newspaper.
あなたの地元新聞に掲載されているレストランのウエイター募集に応募します。
こちらは、レストラン(企業)の求人募集に応募する内容になりますのでフォーマルで作成します。
IELTSジェネラルライティングのコツ
IELTSジェネラルライティングには、問題の下に3つほど箇条書きで言及しなければいけないポイントが記載されています。
ポイントの抑え方
例えば、先ほど例題として示した
Last year, you went on a camping tour with your family. A friend has contacted you about the tour and asked you whether you would recommend it.
にはまだ続きがあります。
Write a letter to your friend about the trip. In you letter
- say where you went and how you traveled
【どこに行って、どのように旅行したのか。】
- describe the place and the accommodation
【その場所の詳細と泊まった場所(ホテルなのかテントなのか等)】
- suggest why she/he should go on this holiday
【なぜあなたの友達がそこに行くべきなのか】
このように、どの問題にも本文中で必ず抑えなければいけないポイントが書いてあります。これらを内容に含めないと減点されてしまうので、しっかりと本文に入れて手紙を完成させていきましょう。
IELTSジェネラルライティングの構成
ジェネラルライティング タスク1の文字数は150ワード以上と設定されています。
200ワードを越えるような超大作を書いてもスコアは加算されないので必要ありません。
タスク2との時間配分を考えても、長い文章を書く事に時間は割けないので、簡潔にしっかりと要点を抑えましょう。
ただし、150ワードに1単語でも足りていないと要件を満たしていないので減点対象になるから気をつけよう!!
ライティングの構成としては、先ほどの3つのポイントをそれぞれ本文に入れていきます。
Dear Sir/Madam,(フォーマル)又はDear Tarou,(インフォーマル) |
導入部 手紙の種類6パターンのうちどれか?それぞれにあった導入部を書く |
本文① どこに行って、どのように旅行したのか。 |
本文② その場所の詳細と泊まった場所(ホテルなのかテントなのか等) |
本文③ なぜあなたの友達がそこに行くべきなのか |
追伸 ご連絡お待ちしてます、楽しみにしています、また会いましょう等 |
敬具 英語ではCheers(インフォーマル),Yours faithfully(フォーマル)と書きます |
差出人の名前(自分の名前) |
日本でいう追伸・敬具・名前を手紙の最後に書かないと減点されますので注意してください。
では詳しく見ていきます。
①最初は必ずDear~から始める
まず最初に書き始める場合はDear~から始めましょう。相手がまだ会ったことのない場合や名前を知らない場合、企業などに問い合わせる場合には
Dear Sir / Madam,
と書きます。
そして相手が親しい友人、または家族の場合は
Dear Taro,
のように相手の名前を入れていきましょう。
フォーマルでもインフォーマルの場合でも、コンマ(,)を必ず最後に書くようにしましょう。
②導入部:イントロ
次に書いていくのがイントロと呼ばれている項目です。
ここのパートでは主に何について書いているのか、自分が何について問い合わせているのかを書き、必要に応じて自分の軽い自己紹介などもしていきます。
手紙を書く際に一番困るのがこの導入部と、後述する締めの部分です。
この2つのパートはある程度内容によって型が決まっているので、覚えてしまいましょう。
型は後述しています
③本文
導入部の次に書くのが本文です。ここでは主に段落を2つ~3つに分けて自分の伝えたい事の詳細を書いていきます。
大体は導入部で紹介した概要に沿って、詳細を書いていくという感じになります。
④締め
導入部と本文で言いたい事を書き終えた後に、文章を綺麗にまとめるために書いていきます。文章自体は特に長くなくて大丈夫ですが、それぞれのシチュエーションにあった内容で締めるのが重要となります。
日本語で言うところの
- お返事お待ちしております
- お会いできることを楽しみにしています
- 何かございましたらご連絡ください
等にあてはまる箇所ですね。
⑤結語
簡単にいうと敬具のようなものです。日本の手紙には
- 敬具
- かしこ
- 急啓
などがありますが、英語にも存在します。日本語と違い、友達同士やカジュアルな場面でもよく使うので覚えておきましょう。
⑥最後に自分の名前を書く
そして手紙の最後には必ず自分の名前を書いていきます。
Taro Yamada.
というようにフルネームで書いていきますが、ここでは手紙の終わりなのでカンマ(,)ではなく、ピリオド(.)を使います。
英語で手紙を作成する場合はこの書式が大切なので、しっかりとこのフォームを覚えてしまいましょう。ではここからはシチュエーション別ですぐに使える例文を紹介していきます。
IELTSジェネラルライティングで使える例文
本文にはこれといって決まった例文が存在しないので、それぞれの問題に沿った内容を書いていきます。
しかし私は~についてこの手紙を書いていますという導入部と手紙の最後をまとめる締めの部分はある程度決まっています。是非シチュエーション別に覚えておきましょう。
何かを要求したい時
何か情報を求めている時、何か力になって欲しい時に相手に尋ねる。そんなケースで使えるのは
- I am writing to ask about information for (something)
- I wonder if you could possibly help me.
導入部の始まりはこのように書き始めます。
(something)の箇所は自分の知りたい情報の具体的な物。例えば来週のイベントについての情報を知りたいのであれば eventやfestivalと書き換えます。この際に関係代名詞を使う事でより具体的に聞くことも可能です。
具体的に書くと…
I am writing to ask about information for a festival which will be held on 24th in December at Shibuya city.
高得点を取るためにより詳細に情報を伝えましょう。
この例文に相性が良い締めの部分は
I hope that my request will not inconvenience you too much.
が幅広く使えます。応用するというよりも、このまま覚えて書いてしまえば大丈夫なので暗記してしまいましょう。
何か情報を伝えたい時
逆に何か相手に情報を伝えたい時、または返信する際に使える例文は
アドバイスやオススメをする時
I am writing to advise you of (something)
誰かの代理で書く時
I am writing on behalf of (someone)
受け取った手紙に返信する時
I am writing in reply to your letter requesting information about~
これらの導入部に相性のいい締めは
あなたの問い合わせに全て答えられたかなと思います。
I hope that I have been able to answer all of your questions.
遠慮しないでなんでも聞いてくださいね。
Please do not hesitate to contact me should you require further information.
などが使いやすく、丸暗記するだけで大丈夫です。
苦情や不満を伝える時
レストランなどのお店で不満に思ったことを相手に伝えます。この表現には優しく不満を伝える場合と、強く苦情を言う時の2パターンがあります。
優しく) I am writing to express my dissatisfaction with ~
ちょっとがっかり、残念だったのは…
強く) I regret to inform you how shocked/appalled I was~
どれだけ私がショックで失望したか伝えたいです。というように心底怒っている時に使います。結構強い表現なので、ここぞという時に使いましょう。
これらに相性のいい締めは
優しく) I hope this matter will be dealt with as soon as possible.
このような問題が一刻も早く解決されることを願っています。
強く) I will have no choice but to take further action.
申し訳ないですが、何らかの処置について検討させていただきます。
強く苦情を言う際はちゃんとシチュエーションを見極めましょう。間違えると大変なことになりますね。
何かを謝る時
苦情がもし入ってしまったら…
Please accept my sincere apologies for ~
ご迷惑をお掛けした代わりに~で埋め合わせをさせて頂きます。
Please allow me to offer (something) as compensation.
(something)の所に埋め合わせの方法を書きます。料金を返すのか、次回半額にするのか、などですね。
そして締めの部分ではもう一度
I hope that my apologies will be accepted.
Once again, my sincere apologies for the inconvenience caused.
謝っちゃいましょう!
仕事などに応募する時
海外でアルバイトなどを探すときに使える例文です。
I am writing to apply for the position of (something) which is advertised on (where)
(something)には仕事の内容、シェフやウェイトレスなどの具体的な名前をいれましょう。(where)にはどこで見た応募内容なのか。リクルート?タウンワーク?具体的に書きましょう。
導入部はこのように書いていき、あとは自分の熱い思いを本文に書き殴りましょう!
これに対しての締めは
I would be pleased to supply you with any further information.
こちらも丸暗記で大丈夫です!
まとめ:IELTSジェネラルライティングは対策可能
IELTSジェネラルライティングのタスク1は、導入部と締めの例文を覚えて慣れてしまえば10分程で書き終えることができます。徹底的に反復練習し、暗記しましょう。
ポイントは
- 誰に何について書くのかを問題文からしっかり読み取る
- 150ワード以上は絶対に書く
- パターン別例文を覚えて時間短縮
です。
今回IELTSのジェネラルライティングで使えるテンプレを紹介してきましたが、インプット(記憶)するだけでは自分の本当の力になりません。
実際に問題を解くとなると、どのフレーズを使ったらいいのか迷ってしまうこともあると思います。
そこで、覚えたものを実際に使って記憶に定着させるには、ベストティーチャーのオンライン英会話がIELTS対策に効果があったのでおすすめです。
たくさんの問題に触れて、自然にテンプレが出てくるまで使い倒しましょう!
タスク1が終わったらIELTSライティングタスク2を得意にさせる魔法のテンプレ44選を参考にタスク2も勉強していきましょう。