【2020】IELTSスピーキングの対策とコツ【7.5の勉強法】

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IELTSスピーキングがどうやっても目標スコアに届かないし、何から勉強すればいいのか全くわかりません…

このような悩みを解決していきます。

本記事の内容

  • IELTSスピーキングの概要とコツ
  • IELTSスピーキングのパート別対策
  • 効率的な勉強方法とおすすめ教材

本記事の信頼性

この記事を書いている僕は、後述する内容でIELTSスピーキング7.5を取得。

現在はオーストラリアの現地企業で毎日英語を使って仕事をしています。

IELTSのスピーキングは対策とコツを知ることによって、グッとハードルを下げられます。

このページでは、5.5から7.5を取得するためのコツを徹底的に解説していきます。

結論から言うと重要なことは以下の3つです。

  • IELTSスピーキングのコツを知る
  • パート別に対策
  • アウトプットの時間を確保

では早速詳しく見ていきましょう。

目次

IELTSスピーキングの概要

IELTSスピーキングは試験官との1:1で、約14分間話し続けるという内容になります。

3つのパートによって構成されており、それぞれ以下のようなトピックが出題されます。

パート1 約5分

家族、趣味、仕事、ライフスタイルなどの個人的な質問

パート2 約4分

1分間で渡されたトピックについて構想を練り、その後2分間のスピーチ

パート3 約5分

パート2で言及したトピックについて更に詳しく試験官とのディスカッション

アカデミックとジェネラルでは出題されるトピックに違いありませんが、出題傾向は完全にランダムとされています。

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ランダムとされているけど、僕は6回受けた中でパート1が3回同じトピックでした。

試験が始まる前にレコーダーで録音を開始しますが、採点はその場で試験官によって行われます。

録音された音声は再採点をする際に使用されます。

IELTSスピーキングのコツ

ではここからは具体的なIELTSのスピーキングで希望のスコアを取るためのコツを紹介していきます。

高得点を取るためのコツは以下の6つです。

  • 評価基準を知る
  • 質問をしっかりと把握し、答える
  • 最後まで話し続ける
  • 聞き直すことを怖がらない
  • 嘘をついても大丈夫
  • イディオムを使う

IELTSスピーキングの評価基準を知る

IELTSスピーキングでは下記の4つを参考に採点されます。

  • 流暢さと一貫性
  • 語彙力
  • 文法の知識と正確さ
  • 発音

IELTSスピーキングのバンド別評価基準にて確認可能ですが、正直見づらいです。

IELTSを受けると各バンドの指標を受け取ることができます。

下記に僕が実際に受け取った指標と日本語でかんたんに翻訳したものをまとめましたので参考にしてみてください。

5.0〜5.5

  • ゆっくりと話し続けることはできるが、繰り返しや言い直しが多い。
  • 簡単なトピックに対しては流暢に話せるが、難しい話題には問題あり。
  • 使える単語に限界があり、言い回しを使いこなせていない。
  • 簡単な文法は使うことができるが、難しい文法には問題あり
  • 発音は大丈夫な可能性もあるが、理解するのは難しい。

6.0〜6.5

  • 長いこと話し続けられるが、時折スピーキングが止まってしまったり話しの意図がわからなくなる。
  • トピックについては良く構成されているが、間違いもある。
  • 言い回しや十分な語彙力はあるが、やはり時折間違えてしまう。
  • 難しい文法を使えるが、まだ限定的でミスも目立つ。
  • 発音にミスはあるが、理解するのは難しくない。

7.0〜7.5

  • 難なくハッキリと長い間会話をすることができるが、多少の言い直しや繰り返しがある。
  • トピックについてよく構成されている
  • 幅広いトピックに対応する語彙力があり、多少高度な単語も使える。
  • 多少の間違いはあるものの、より自然な英語を使うことができる。
  • 幅広く言い回しや文法を使いこなせる。
  • 発音はより自然でハッキリと分かるが極稀に間違いがある。

スコアが伸びない人はここにまとめてあることを治すように気をつけましょう。

そしてこれから受けるという人は目標スコアを取るためにまとめてあることを特に意識して勉強していきましょう。

質問をしっかりと把握する

IELTSスピーキングでは質問に対してハッキリと返答をしないと減点されてしまいます。

質問をされた瞬間に正確に意図を理解する力が必要です。

そのためには5W1Hを必ず聞き落とさないようにしましょう。

5W1Hとは
  • What
  • When
  • Where
  • Why
  • Who(Which)
  • How

のことを表します。

例えば下記の問題が出題された時はどのように文章を構成すればいいのか見ていきましょう。

How has technology changed the way we work?

テクノロジーはどのように私達の仕事を変えたか?

STEP
この質問ではどのようにと聞かれているので、まず初めにその答えを述べます。

テクノロジーは私達の仕事を便利にしたと思います。

STEP
質問に対する答えを述べたらその後に理由を述べます。

なぜならアプリで簡単に顧客管理を行えるからです。

STEP
上記の理由をもう少し具体的に話します。

僕は今営業として働いていますが、アプリ1つで顧客のデータを管理できるので時間の節約ができています。

STEP
最後にもう一度質問に対しての答えを主張します。

これらの理由で、テクノロジーは私達の仕事になくてはならない存在だと思います。

このような構成を意識しておくと、評価基準の1つである一貫性において高評価を得られます。

IELTSスピーキングでは上記のように質問に対して最初にハッキリと自分の意見を述べましょう。

そのためには必ず5W1Hを聞き漏らさないようにすることが大切ですね。

IELTSスピーキングでは話し続ける

IELTSスピーキングセクション全体において、話し続けるというのは非常に重要です。

特に6回受けた僕の経験上、パート2でのスピーキングの維持は6.0を超えるにあたって効果的な対策です。

実際に5.5を取った際に比べ、6.0を超えたテストを振り返ると全て試験官に止められています。

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高得点を取るには試験官に止められるまで話し続けよう!

聞き返すことを恐れない

どれだけ集中して質問を理解しようとしても、わからない時は必ずあります。

その際は必ず聞き直すか、試験官に質問の意図を再確認しましょう。

  • もう一度言ってもらえますか?
  • それってこういうことですよね?

などと聞き直すことで、ゆっくりと質問してくれたりわかりやすい表現にしてくれます。

同じ質問を何回も聞き直すというのは、理解していないということで減点対象です。

しかしそれよりも懸念しないといけないのはオフトピックです。

オフトピックとは

質問の内容から大きくそれてしまうこと。

例えば下記の例はオフトピックになってしまいます。

Do you think diet is important?
(食事は大事ですか?)

Yes, losing weight is essential to become a model.

(減量はモデルになるために必須です)

diet=食事を日本語のダイエットで捉えてしまうと、質問の意図と合わないので減点です。

少しでも質問の意味がわからなかったらしっかりと聞き直しましょう。

IELTSスピーキングは嘘をついても大丈夫

友達との会話で空想の作り話をしてしまうと、後々矛盾が生じてきますよね。

しかしIELTSスピーキングでは嘘をついても大丈夫です。

理由は以下の通りです。

  • 矛盾が生じにくい。
  • IELTSスピーキングは英語力の見極めである。
  • 苦手なトピックでも話し続けられる。

矛盾が生じにくい

様々なトピックについてスピーキングをするため、自分が言及したアイデアとの関連性を気にする必要はありません。

自分の趣味について話してたと思ったら、2分後には家の話になっているということがほとんどです。

英語力の見極め

IELTSスピーキングはテストであって、受験者の人間性を評価しているわけではありません。

仮に内容が本来の考え方と全く異なっていたとしても、試験官にはわかりません。

内容よりも上述した評価基準を満たしているかどうかが重要です。

苦手なトピックでも対応可能

IELTSスピーキングでのトピックはよく返答に困る質問があります。

  • 好きな著者は誰ですか?
  • どんなアートが好きですか?

馴染みの無い話題だとしても、自分を偽ることで難しいトピックにも対応することができますね。

イディオムを使う

7.0以上を目指すのであれば、自然な英語を意識しましょう。

評価基準で紹介した指標をもとに考えると、6.0と7.0では自然な言い回しを使えているかどうかが鍵となります。

イディオムとは慣用句、つまりネイティブによく使われている言い回しです。

  • あいた口がふさがらない
  • 口がすべる
  • 火に油を注ぐ

などは日本人が良く使う言い回しですね。

英語にもこのような言い回しがあり、これを使うことでより自然な英語とみなされます。

代表的なイディオム

hit the books

ー熱心に勉強する

costs an arm and a leg

ーお金がかかる

be under the weather

ー体調が悪い

こちらのページでもよく使えるイディオムを紹介しているので参考にしてみてください。

IELTSスピーキングパート別対策

ここからはパート別に詳しくIELTSスピーキングについて解説していきます。

パート1

パート1では個人的な質問を出題されます。

  • Where is your home?
  • Do you work or study?
  • Do you enjoy your birthday?

このような比較的簡単な質問内容になります。

しかし、ここがIELTSスピーキングで高得点を取るために非常に重要です。

理由は以下の2つ。

  • 簡単なトピックだからこそイディオムを使いやすい
  • 出題トピックに傾向があるために、対策をしやすい

上述したように、IELTSスピーキングにイディオムを取り入れることはスコアアップに直結します。

簡単なトピックには、使う場所を選ぶイディオムをふんだんに使えますし応用も可能です。

出題トピックの傾向から対策

IELTSスピーキングのパート1でよく出題されるトピックは約30種類。

その中でもほぼ必ず出題されるのが下記の3つです。

  • 仕事または勉強について
  • 生まれ育った故郷について
  • 現在住んでいる場所について

3つのトピックは過去6回受けた中、全てで出題されています。

このトピックだったら10分間でも話し続けられるレベルが高得点を取るためには必須です。

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でもどうやって勉強したらいいのか‥

というあなたはテンプレートを覚えることから初めましょう。

テンプレートとは下記のような文章です。

What is your hometown like?

I’d like to begin by highlighting the fact that Hokkaidou is pretty cold in winter.The temperature is usually around zero degrees in the winter.Not only that, but the place is also famous for snow activities.

この表現、英語でなんて言うんだっけ…とわざわざ調べる必要はありません。

IELTSスピーキングパート1で使えるテンプレートには上記の他にもすぐ使えるテンプレをまとめています。

こちらも参考にして勉強していきましょう。

パート2

IELTSスピーキングのパート2ではトピックカードを試験官から受け取ります。

そこには下記のような内容が書かれています。

Describe your diet

You should say:

  • what kind of food you usually eat
  • Whether you skip meals or not
  • whether you think your diet is healthy; and
  • say how you would like to change it

このトピックについて1分間でメモを取り、2分間のスピーチを行います。

パート2では構成力が非常に重要です。

上記の4つのポイントに端的に答えてしまうと

  • 時間が大幅に残る
  • 流暢性や難しい表現を使わない

という観点でスコアを伸ばせません。

パート2を抑えるためには下記のステップを意識して勉強しましょう。

STEP
4つのポイントに惑わされないで、5W1Hを意識して話す。
STEP
話を広げる努力をする
STEP
テンプレートを覚える

IELTSスピーキングパート2の対策で更に詳しく解説していますので参考にしてみてください。

パート3

IELTSスピーキングで難関なのがこのパート3です。

パート2に関連したトピックについて更に詳しく言及していきます。

Why do people prefer to travel abroad rather than in their own country?

ーなぜ自分の国ではなく、海外旅行をしたがるのか?

What are the main environmental problems in your country?

ーあなたの国の環境問題はなんですか?

このように初見だと何を答えていいか全くわからないような質問までされます。

パート1と違い、複雑な内容なので出題される問題を絞ることが難しくなります。

パート3の対策は質問形式によって変える

パート3での質問形式は大きく下記の7つに分けることができます。

  1. Do you think / agree / believe~? どう思う?
  2. Advantages and Disadvantages メリット・デメリット
  3. Preference 好み
  4. Comparing 比較
  5. Type of Question どの種類か?
  6. Different kind of question どんな種類か?
  7. Predicting 未来について

各質問形式ごとに構成を意識しないと評価基準である一貫性を満たすことができなくなります。

例えば

What are the benefits and drawbacks of having a pet at home?

ペットを飼う事のメリットとデメリットとは?

という質問に対して、メリットとデメリットを1つずつ言及しても高得点は期待できません。

本来であればbenefitsとdrawbacksというように複数形になっているので、2つずつ答えることが望ましいです。

7つの質問の構成方法とテンプレートはIELTSスピーキングパート3でさらに詳しくまとめているので参考にしてみてください。

IELTSスピーキングでは様々なトピックについていけるように、事前にアイデアを絞り込むことが大事です。

  • 何を話せばいいかわからない
  • 言われたことに対して反応できない
  • 話の広げ方がわからない

上記のどれか1つにでも当てはまるあなたは下記の勉強方法を参考にしてみてください。

IELTSスピーキングに対するハードルをグッと下げられます。

IELTSスピーキングで使えるおすすめ教材

IELTSスピーキングについての知識や対策方法が徐々にわかってきたかなと思います。

勉強を始める際に、どんな教材を使ったらいいかわからないあなたは最低下記の3つを抑えておけば大丈夫です。

IELTS必須英単語

IELTSスピーキングを対策する上で必須です。

なぜこの単語帳がオススメかというと、頻出単語だけでなく英熟語まで網羅されているため。

英熟語を使いこなすことで、自然な言い回しを多用することができるのでスコアアップに繋がります。

効率の良い英単語の覚え方では、オススメ単語学習方法についてまとめていますので参考にしてみてください。

オンライン英会話

上記のテンプレートや構成をただ暗記してもそれはIELTSスピーキングには効果なしです。

インプットをしたら必ずアウトプット

記憶の定着を促す上で非常に大切な事なので、必ず実際に使いましょう。

IELTSスピーキングに対応しているオンライン英会話はベストティーチャーUniversal Speakingがあります。

実際に2つとも使ったことがありますが、IELTSスピーキングのために使用するのはコスパが悪いかなと思います。

アウトプットだけに集中するなら

この3つがコスパ良しです。

それぞれのレビューに関してはこちらの記事で紹介しています。

IELTS Liz

こちらは外部サイトになりますが、IELTSスピーキングの頻出トピックを対策する際によく利用させて頂きました。

英語のサイトなので不安かもしれませんが、かなり細かくトピックを網羅しているので練習に最高です。

>>IELTS Liz

まとめ:IELTSスピーキングで大事なこと

IELTSスピーキングでハイスコアを取るために重要なことを解説してきました。

このページをまとめるとこんな感じです。

  1. IELTSスピーキングを攻略するには評価基準を知る
  2. 自信を持って話し続ける
  3. イディオムを使う
  4. パート別で使えるテンプレを暗記
  5. アウトプットで定着させる

僕も最初から7.5を取れたわけではなく、5.0からIELTSスピーキングは始まりました。

Do,Does,Didも分からなかった僕がIELTSスピーキングで良いスコアを取れたのはしっかりと対策をしたからです。

時間はかかりますが、着実に自分の弱点を克服していきましょう。

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