タトゥーが入っていても看護師になれるのかな?見えないところならOK?バレるとやばい?
服を着て見えないところにタトゥーがあるけど、看護師やってたよ!
最近では日本でもタトゥーをしている人が増えてきています。
- ファッションとしての
- お守りや決意として
- 自己表現として
など理由は様々です。
タトゥー(刺青・入れ墨)に対して厳しい日本で、タトゥーのある人は看護師として働けるのでしょうか?
この記事がおすすめな人
- 今タトゥーが入ってるけど看護師として働きたい
- 看護師だけどタトゥーを見えない場所に入れたいと思っている
- タトゥーを健康診断で隠す方法が知りたい
- 看護師として働いてるけどタトゥーを消そうか迷っている
この記事では、看護業界でのタトゥー事情について個人の体験を元に紹介していきます。
個人的にはタトゥーを否定しませんが、タトゥーをおすすめする内容ではないので悪しからず。
看護師でタトゥーが入っていても働ける
いきなり結論ですが、看護師でタトゥーが入っていても働けます。【個人談】
大学時代、手のひらサイズのタトゥーを腰に入れました。
バレることなく大学を卒業し、普通に公的病院に就職し、バレることなく看護師として働いていました。
タトゥーに関する就業規則にもよる
過去に私が勤めていた病院の就業規則にはタトゥー禁止の記載はありませんでした。
下着で隠れる見えない場所にタトゥーがあるので、周りにバレることもありませんでした。
どちらにせよ、全面的にタトゥーOKです!みたいな病院はないでしょう。
反対に、就業規則に「タトゥー禁止」と記載している病院はあります。
そのような病院で看護師として働き、タトゥーがバレれば、就業規則違反で解雇の対象になるので注意が必要です。
これからタトゥー入れる人は勤務先での要項を確認する必要があるし、既に入っている人は入職する前に確認しておこう!
ちなみに、就業規則に看護師のピアスについても記載されている場合があるので知っておくと便利ですね。
看護師のタトゥーは業務に支障はない?
この答えはグレーです。
なぜなら、タトゥーの入っている場所や周りの人の受け取り方にもよるからです。
病院はいろいろな人種や考えを持った人、社会的背景を持った人が訪れる場所です。
普段からユニフォームを着たときにタトゥーが見える場所に入っている人は、このような観点から看護業務に支障をきたすかもしれません。
病院の中には、様々な観点から就業規則で『タトゥー禁止』を定めているところもあります。しかし、看護師の倫理綱領をみてみるとタトゥーに関することは一切書いてありません。
看護者は社会の人々の信頼を得るように、個人としての品行を常に高く維持する。
看護は看護を必要とする人々からの信頼なくしては存在しない。看護に対する信頼は、専門的な知識や技術のみならず、誠実さ、礼節、品性、清潔さ、謙虚さなどに支えられた行動によるところが大きい。また、社会からの信頼が不可欠であり、専門領域以外の教養を深めるにとどまらず、社会的常識などを充分に培う必要がある。常に、看護者は、この職業の社会的使命・社会的責任を自覚し、専門職としての誇りを持ち、個人としての品行を高く維持するように努める。
看護師の倫理綱領条文13
タトゥーを入れたい看護学生の方
学生の場合、看護学校によっては『タトゥーやアートメイクが入っている人は入学を拒否する』と要綱に記載している学校もあります。
このような学校の生徒が演習などでバレた場合、最悪退学処分になる可能性もあります。そして就業規則によっては採用しない病院もあるということを覚えておきましょう。
現在の日本ではタトゥーに対しての認識がプラスに働くことはないということを忘れないで欲しいです。
もしタトゥーがあるということに悩み続けるのであれば、隠し続けるストレスを抱えるよりも除去の選択が一番かなと思います。
どうしてもタトゥーを入れたい!
これらのリスクを理解した上でタトゥーを入れたい看護師・看護学生の方にはナース服を着て見えないところにしましょう。
見えない部位とは
- 胸やお尻など下着で隠れる範囲。
- 職場で絶対に靴下を脱がないのであれば、足の指から足首まで。
- ガードルとかコルセットを着用できるなら腰周り。
服を着ていて見えない・常に隠せる場所であれば、自らバラさない限り問題になることは少ないと言えます。
タトゥーのある看護師は健康診断でバレる?
タトゥー入ってたら健康診断の時にバレるんじゃ…。
職場の健康診断は避けられないし、集団で着替えて受診。
介助につく看護師が先輩なんてこともあるかもしれません。
よってバレる可能性はかなり上がります。
場合によっては、事前に上司や医師に相談する必要があります。
タトゥー禁止の病院だった場合は理解してもらうのは難しいですが…。
健康診断で使えるタトゥーの隠し方
トラブルを避けるためには、ワンポイントや隠せる範囲のタトゥーは隠すのが無難です。
隠す方法は大きく分けて以下の種類があります。
- コンシーラー
- スプレー
- シール
では順番に見ていきます。
コンシーラー
ワンポイントタトゥーなど小さい範囲を隠すなら、しっかり隠せる強力コンシーラーのカクシーラーEXがおすすめ。
範囲 | 自然さ | 防水 | 持続 |
---|---|---|---|
〇 | ◎ | △ | × |
通常のコンシーラーに比べてカバー成分を450%増しで配合。
タトゥーだけでなく、傷跡やシミまでしっかりと隠すことができます。
1本2,500円でライトベージュとナチュラルの2色あるので肌の色に合わせて選べます。
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かなりしっかりカバーできますが、服に付くこともあるので上からルースパウダーをたたいておくと少し防げます。
スプレータイプ
あなたのタトゥーが五分以上だったり、背中全面など広範囲の場合はスプレー一択です。
範囲 | 自然さ | 防水 | 持続 |
---|---|---|---|
◎ | △ | 〇 | 〇 |
スプレータイプのカクシスは広範囲を隠せて手軽に使えるのがメリット。
乾くまでにベタベタしたり、乾いた後は肌触りが悪いのと独特な匂いがするのが難点。
4色から選べて1本3,000円程度で購入できます。
スプレー後にしっかり乾かせば落ちにくくなるよ!
シール・フィルムタイプ
個人的に1番おすすめなのは、シールタイプの肌かくしーと。手軽に隠せて持続性にも優れています。
範囲 | 自然さ | 防水 | 持続 |
---|---|---|---|
〇 | ◎ | ◎ | ◎ |
水を使う必要もなく、タトゥー部位を清潔にして乾かし、貼るだけで1週間程度の持続可能。
パッチテストもクリアしているので安心して使えます。
防水シールなので、若干のテカリがあり近くで見るとバレやすくなりますが、水に溶ける心配がないのでプールや海でも最適です。
カラーは4色でサイズも豊富。濃い目の色はタトゥー隠しにピッタリです。
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看護師がタトゥーを消したい場合は?
タトゥーを消したい場合は、『レーザー除去』と『除去手術』に分かれており、その中でもそれぞれ3種類に分類できます。
レーザー除去 | 除去手術 |
---|---|
ヤグレーザー | 切除術 |
ルビーレーザー | 植皮術 |
ピコレーザー | 剥削術 |
総合病院のなどの形成外科でも除去は可能ですが、保険は使えません。
それに、タトゥー除去の専門家とは言えないので美容皮膚科での除去のほうが費用対効果が高いです。
美容皮膚科では事前に予約が取れて、カウンセリングも無料の病院がほとんどなので、自分が満足するまで比較しやすいのもポイント。
タトゥー除去の方法
タトゥーには
- 自分で墨汁とマチ針などで入れた自彫り
- タトゥースタジオでよくある機械で掘った機械彫り
- 彫師が手で彫った刺青(和彫り)
があります。
これらのタトゥーの種類と大きさによって除去方法や費用などが変わります。
レーザー除去の場合
レーザー除去の場合、和彫は消せません。
和彫りは機械彫りや地堀に比べて皮膚の奥深くまでインクが入っており、レーザーでは深くまで入ったインクの除去ができません。
機械彫りや自彫りの場合もインクの場所によっては完全に消えるとは限らないので注意が必要です。
レーザーでタトゥーを除去した場合は、除去手術に比べて切開傷のようなものは残りませんがレーザー照射後は水膨れのようになり、火傷のような跡が残る場合もあります。
1回の治療を数回~10回に分けて行い、2カ月ごとに通院するので、完了まで1年程かかります。
ヤグレーザー
主に黒色のタトゥーを消すことに特化しています。
照射によって皮膚の奥に入り込んだインクを除去することができますが、カラータトゥーなどのインクに色がついている場合は消しきれない場合があります。
このヤグレーザーはタトゥー除去だけじゃなくて脱毛などにも使われることもあるね。
ルビーレーザー
ヤグレーザーに比べ、エネルギー量が強く、深い組織まで到達することができます。
威力が強いのでヤグレーザーに比べて短期間で、施術間隔も短く済むことがほとんどです。
ピコレーザー
美容業界でもシミ・そばかすを消して美肌を作る際に使われるピコレーザー。
カラータトゥーを消す用途でも使われています。
今までのレーザー除去は、黒のインクにしか対応できなかったのですが、ピコレーザーでは色のついたインクにも対応可能です。
他の2つのレーザーよりも痛みが少なく、ダウンタイムが短いのでレーザー除去を考えている方はこちらのピコレーザーが一番効果が期待できると思います。
除去手術の場合
レーザー除去のように複数回通院するのはちょっと…とという人は除去手術になります。
程度や範囲にも寄りますが、1回の治療で終わらせることができ、長期間クリニックに通う必要はありません。
皮膚自体を除去するので、手術や火傷のような傷跡は残りやすくなってしまいます。
切除術
通院1、2回で終わる場合がほとんどですが、医師の診断に応じて抜糸や定期検診のため通院が必要になります。
タトゥーを切除し、縫い合わせて失くしていくため、どうしても手術をしたような痕が残ります。
皮膚が余っている腕回り、太ももにある小さいタトゥーなどはこの方法が多くなります。
植皮術
お尻や太ももなどの目立ちにくい部位から皮膚を取って、タトゥーの部分に移植する方法です。
主に1回で完了し、広範囲での除去も可能。
デメリットとして皮膚が壊死する可能性があり、膿んでしまった場合は再手術になります。
傷はタトゥーがあった場所と皮膚を採取した場所の2点に残り、ダウンタイムは1ヵ月以上かかるのでその間は行動に制限が出てしまいます。
削皮術
医療用のカミソリでタトゥーの入っている皮膚を削って除去する方法ですが、皮膚深くまでインクが浸透している和彫には向いていません。
こちらも主に1日で完了し、その後医師の診断に応じて定期検診が1ヶ月後、 3ヶ月後とありますが、デメリットとしてやけどのような痕が残ります。
これまでの方法でタトゥーを一番早くなくすことができ、広範囲のタトゥーを除去できる術ですが、ダウンタイムが長く1~3か月ほどかかります。
タトゥーは入れるより消す方が何倍も痛いしお金がかかる!
最後に:看護師がタトゥーをするなら見えないところに!
私もタトゥーが入っていますし、実際に看護師として病院でも働いていました。
特にトラブルにならなかったのは、見えないところのタトゥーであり、バレることがなかったからということもあります。
しかし、タトゥーに対して厳しい日本では、温泉やプールに入れないということも忘れてはいけません。
個人的にはタトゥーを入れた事に全く後悔はしてないけど、看護師になりたい・看護師をストレスなく続けていきたいという方はリスクも考えてみてくださいね!