
コンピューターで受けるIELTSが日本でも実施されているみたいなんだけど、ペーパーベースとなにが違うの?
このような疑問を解決します。
- コンピューターで受けるIELTSのメリット・デメリット
- ペーパーベースとの違い
- コンピューターで受けるIELTSに向いている人

この記事を書いている僕は、オーストラリア移住の為にコンピューターで受けるIELTSを過去6回受験しました。

ペーパーベースのIELTSも過去2回受けたことがあります。
コンピューターで受けられるIELTS【Computer-delivered IELTS (CD IELTS)】をご存知でしょうか?
僕は上記の画像の通り、過去に6回IELTSをコンピューターで受験しています。
まだ日本では比較的新しいテスト形式なので、どちらが良いのか分からない。
そんな方のためにこのページではコンピューターベースのIELTSを徹底的にまとめました。
IELTSの試験内容や受験料などの概要は下記の記事で解説しています。

ではさっそく詳しく見ていきましょう!
コンピューターで受けるIELTSの特徴

コンピューターで受けるIELTSの特徴は以下の通りです。
- 受験後3〜5日で結果がわかる
- 最短3日前まで予約可能
- 平日・週末関わらず開催
- 受験者が少ない
- 受験料は26,400円とペーパーベースより約1,000円高め
結果を早く確認できる
コンピューターで受けるIELTSでは、試験日から3~5日で結果がわかります。※土日・祝日を除いた営業日
結果を早く知りたい方には便利ですね。

水曜日に受験して翌週の火曜日にはIELTSの結果がSMSで届きました。

僕がオーストラリアで受けた時は大体が3日で結果がわかったよ。
ペーパーベースでは、試験日の13日後にならないと結果を知る事ができません。
最短3日前まで予約OK
IDP主催(JSAFなど)のIELTSをコンピューターで受験する場合、最短3日前まで受験申込みをすることが可能です。※英検運営の場合は試験日の7日前まで
主催者についてよくわからないという方は、IELTSはIDPの方が難しい?British Councilとの違いとは?で詳しく解説しています。
もちろん余裕をもって申し込みをするに越したことはありませんが、
- すぐにIELTSを受ける必要性ができた!
- 予約しようと思っていたペーパーベースの日程が満席になった!
という場合でもコンピューターで受験するIELTSなら予約できる可能性があります。
英検運営のぺーパーベースIELTSは19日前までの予約が必要です。

急いでいる人は2週間に1回受けるなんて荒業も可能です!
ほぼ毎日開催されている
従来のペーパーベースのIELTSでは週末のテストが開催が基本でした。

土日勤務の社会人には厳しい…。
コンピューターデリバードのIELTSであれば、ほぼ毎日(1週間のうち5回程度)開催されているので、他の予定と柔軟に合わせることができます。
さらに、IDP主催のコンピューターで受験するIELTSでは、午前と午後の日程があるので朝が苦手な方にはピッタリですね。

受験者が少ない
IELTSはペーパーベースに慣れている受験者の方が多いため、コンピューターIELTSの受験者は圧倒的に少ないです。
人数が少ないので、登録や荷物を預ける際にもスムーズに対応してもらえます。
受験生がが50人以上同じ会場に集まり、登録や荷物管理にもかなり時間がかかります。
トイレもかなり込み合うのでテスト以外にも気を使います。
受験料はちょっぴり高め
IDP主催のIELTSをコンピューターで受験する場合は約1,000円、ペーパーベースのテストより高くなります。※英検でのCD IELTSはPBと同額の25,380円です。

オーストラリアではどちらも同じ値段でした。
コンピューターで受けるIELTSはどんな感じ?
ここからはコンピューターで受験するIELTSがどのような感じなのかをセクションごとに解説します。
公式動画も一度見ておくことをおすすめします。
全ての科目が始まる前に、このような確認画面が出てきます。

- 名前
- 生年月日
- 受験者番号
をしっかりと確認し、合っていたら次に進みます。※受験者番号は当日会場でわかります
コンピューターIELTS:リスニング

試験が始まる前にこのような画面になります。
ここの画面では右上の音量調節バーでヘッドフォンを自分好みの音量に変更可能です。
Play soundを押して実際の音量を確認します。

次にこのような画面になります。

この時点ではまだ始まっていませんが、スタートを押すと試験が始まりますので息を整えて臨みましょう。

マルチプルチョイスはこんな感じで出題されます。
マウスでクリックするだけなので簡単ですね。

選択問題はこんな感じです。
右側の選択肢をドラッグし、左の問題に当てはめていきます。
間違えてしまっても途中で変更は可能です。

地形やマップに関する問題はこんな感じで出題されます。
問題と解答をどうやって答えたらいいのか混乱するかもしれませんが、やることは従来のペーパーベースと同じです。

もちろん書き込み形式も出題されます。
問題を聞きながらタイピングしても大丈夫ですが、心配な人や慣れていない人はメモ用紙に答えを書きましょう。
問題の後に解答を打ち込む時間があるので焦らなくてOKです。
コンピューターIELTS:リーディング

試験が始まる前に、この画面になります。

スタートを押すとリーディングテストが始まります。

リーディングでの出題はこのように問題文と問題が同じページに記載されています。
従来のテストでは表を見たり、裏を見たりで集中できませんでしたが、コンピューターベースのIELTSではスムーズに問題に集中できます。
リーディングに関するQ&A
個人的にこの機能は神です。
スペルミスも確実になくなりますし、時間の消費を大幅に抑えることができます。
スペースも一緒にコピペして解答しないように気をつけましょう。
あくまでも単語のみをコピペします。
リーディングの対策
リーディングに関してはIELTSリーディングのスコアを上げる方法にまとめてあるのでチェックしてみてください。
コンピューターIELTS:ライティング


試験が始まる前に他と同様にこのような画面になります。
パート1、パート2の出題形式はは以下の通りです。


パート1とパート2の切り替えは右下の←→ボタンか、左下のタブで変更可能です。
ライティングに関するQ&A
ライティングの対策
具体的な対策はIELTSライティングのコツは4つのステップを意識することにまとめてあるので是非チェックしてみてください。
コンピューターIELTS:スピーキング
スピーキングの形式は従来のペーパーベースIELTSと全く同じになります。
コンピューターでのIELTSは、受験の申込みをする際にスピーキングの希望時間を選択することができます。

待ち時間を作りたくないなら早めの予約がおすすめ!
コンピューターでIELTSを受験するメリット・デメリット
実際にコンピューターIELTSを過去6回受けた僕が思うメリット・デメリットは以下のとおりです。
- リスニングが聞きやすい
- コピペが便利
- ライティングの文字数カウント
- メモが取れる
- 席が区切られているので集中できる
- 文字の綺麗さを気にしなくてOK
リスニングが聞きやすい
コンピューターでのIELTSリスニングはヘッドフォンで行うので、自分好みの音量に調節可能。
周りからの雑音も聞こえてこないのでかなり集中できます。
従来のテストでは音がこもって聞こえたり、他の音が気になってしまって個人的にはかなり苦手意識がありましたが、コンピューターのIELTSに変えた瞬間に1.0上がりました。
リスニングに集中できないという方はコンピューターで受ける方いいスコアが取れるかもしれません。
コピペが便利
リーディングやライティングではコピペを使用することができます。
この機能のおかげで以下の点が特に助かりました。
- スペルミスを気にしなくていい(リーディング)
- ブレインストーミングでのアイデアをそのままコピペできる
- ライティングでの調整(消す、付け足す)が楽になる
従来のテストだと、消しゴムで消して付け足して…というので煩わしさを感じていました。
しかしコンピューターだとコピペを使えば構成の変更も一発で可能です。
リーディングでは、本文から解答を抜き出すこともでき、書き写す時のスペルミスがなくなります。
ライティングの文字数カウント
従来の方法だと、一行での文字数×行数でおおよその文字数をカウントするので文字数に気を取られてしまいます。
コンピューターは自動で文字数をカウントし、表示してくれるので1単語ずつ数える手間が省け時間の節約になります。
メモが取れる
初めてコンピューターベースのIELTSを受ける際に、全てリアルタイムでタイピングしないといけないと思っていました。
しかし、テストの前にはメモ用紙と鉛筆が配られるので、紙に答えをメモしながら進めていくことができます。
主に使うのはリスニングかと思いますが、タイピングが苦手な受験者に取っては大きなメリットになります。
席の配置が集中できる
席と席の間が区切られており、周りの受験者が視界に入ってくることがありません。
テストを受けているとまるで個室で受けているかのごとく集中できます。
文字の綺麗さが関係ない
個人的にこれが一番ありがたかったと思います。
フィリピン留学をしていた際に、

お前の字は汚くて読む気にならない。
と度々注意されていたので綺麗に書かなきゃ!というストレスから解放されました。
IELTSでは、採点者が読めない文字を書けば減点になることもあるので一部の方にはメリットとなりますね。
- リスニング問題の間に十分な時間がない
- 問題用紙に書き込めない
- タイピングが苦手な人には時間が足りなくなる
- 試験会場が少ない
- タイピングの音に焦る
解答を書き写す時間がない
従来のリスニングテストでは、音声終了後の10分間で解答用紙に記入するという作戦が通じました。
しかしコンピューターのIELTSでは音声終了後に見直す時間が2分間しかないため、最後にすべての解答を打ち込むことは難しいです。
問題と同時に解答するか、パートが終わるごとに超速で解答をタイピングする必要があります。

タイピングに時間がかかると問題の先読みをする時間が減るから注意!
問題用紙に書き込めない
右クリックで問題文にハイライトやメモをつけることはできますが、余白にメモをとったりスラッシュリーディングをする機能はありません。
パソコン上で丁寧にハイライトをしているのは正直時間の無駄になるので、目印程度に留めておくのが良いかと思います。
タイピングが苦手な人は不利
タイピングが遅い人にとっては、紙に記入するより時間がかかってしまうので、コンピューターでの受験はデメリットとなるかもしれません。
日本語をタイピングをするのと違い、Q, F, V, L, Cなどの使い慣れないキーを使うことになるので最初は打ち間違いが多いです。

僕はタイピング激遅なので、事前にライティングをパソコンで100個程解いて強制的に慣れさせました。
試験会場が少ない
従来のIELTSは全国にある会場から希望する受験地を選ぶことができますが、コンピューターのIELTSは東京・大阪の2箇所での開催になります。
詳しい試験会場は公式ホームページからご確認ください。
タイピングの音にビビる
ライティングパートでは始まった直後の30秒ほどは静寂な時が会場を優しく包み込みます。
しかしその直後、もの凄い轟音と共に受験生が一斉にタイピングを始めていきます。

え、ちょ、まだ問題読んでますけど…
と焦らされます。
そして終盤の3分ほどは僕だけがキーボードを打ち込んでおり、少し恥ずかしくなりましたが周りは気にしないようにしましょう!
タイピングのスピードに問題がない人にとってはデメリットにはなりませんね。
最後に:コンピューターでのIELTSに向いている人
従来のIELTSとコンピューター受験のIELTSの違いについて解説してきました。
この記事のまとめとして、コンピューターベースのIELTSをオススメできる人は以下のような人です。
- IELTSの提出期限がもうすぐ
- リスニングをヘッドフォンでやりたい
- 週末に受験するのが難しい
コンピューター受験のIELTSにはデメリットに感じることもありますが、タイピングに慣れてしまえばメリットの方が大きいかなと思います。
これからIELTSの受験をする方はコンピューターでの受験も視野に入れてみてはいかがでしょうか。

他にもIELTSの学習に役立つツールや対策についても紹介しているので参考にしてみてください。
今回は以上です。