看護師は安定してるっていうし、ちょっと興味が出てきたけど看護師と准看護師ってのがあるんだ…違いとメリットってなんだろう。看護師って国家試験とか難しそうだけど准看護師は難しいのかなぁ…
看護師になるためのステップアップとして准看護師はハードル低め。
この記事を読み始める前に
准看護師は国家資格ではありませんが看護師とほぼ同じ業務をすることになります。
しかし給料は看護師に比べてちょっぴり低めに設定されていますが、准看護師になるのは看護師に比べて比較的ハードルが低いです。
この記事を読むことで看護師と准看護師の違いやなり方、これから看護職を目指す人はどちらがおすすめなのかが分かるようになります。
看護師と准看護師の5つの違い
准看護師と看護師にはそれぞれ違いがあります。
- 資格
- 仕事内容
- 働く場所
- 給料
- なり方
これから安定した看護業界で働きたいと思っている人はまずそれぞれの違いから抑えていきましょう。
資格
看護師と准看護師の資格の違いは交付者が違うというところにあります。
准看護師→都道府県知事が認定する公的免許
看護師→厚生労働大臣が認定する国家資格
看護師国家試験は限られた都道府県でしか開催されていないのに対して、准看護師試験は全都道府県で開催されています。
地方在住者が看護師国家試験を受験する場合は近くの主要都市まで行かないといけません。
准看護師の資格を得るためには卒業年度の2月上旬から中旬に全国で開催されている准看護師試験に合格する必要がありますが、都道府県によって開催日時が違うので違う日程で受験することが可能です。
※准看護師資格が交付された都道府県と就職先の都道府県は違っていても働けます。
仕事内容
実は仕事内容に大きな違いはありません。違いは看護師は患者さんの身の回りのお世話は制限なくできるのに対して、准看護師は医師または看護師からの指示を受けないと業務をすることができません。
看護師→患者さんの身の回りのお世話は制限なくできる。医療行為は医師の指示のもと行う。
准看護師→医師や看護師の指示がないと患者さんのお世話も医療行為の業務も行うことができない。
働く場所
どちらも医療、介護系施設で勤務することができます。看護師の約70%が病院で働いているのに対して准看護師は病院が約40%、クリニックや診療所の勤務が約35%となっています。
この割合が違う理由として、規模の小さい施設は人件費を抑えたいからというところにあります。
准看護師→診療所や介護保健施設で勤務する人が多い
看護師→主に病院で働いている人が多い
給料
准看護師は看護師の給料と比較すると低くなってしまうのは事実です。看護師の平均月収が33万円であるのに対して、准看護師は28万です。これを年収で比べると約70万円の差になります。
※平成30年賃金構造基本統計調査より。
准看護師→平均年収は405万
看護師→平均年収は480万
ちなみに20代一般サラリーマンの平均年収は346万!准看護師は意外と貰えるね!
なり方
看護師の場合、看護師養成の認可を受けた3年制の短大か専門学校または4年制の大学に行き必要な単位を履修します。そして、卒業年度の2月に看護師国家試験(年1回開催)に合格する必要があります。
准看護師になるには准看護師養成学校に行く必要がありますが、中学校を卒業していればだれでも准看護師養成学校の試験を受験することが可能です。
中学卒業から高校の衛生看護科(3年)にいく道もあるからすぐに役立つスキルを取得したい中学生にはオススメだね!
准看護師養成学校または高校の衛生看護科で勉強した後に、各都道府県で実施される准看護師試験に合格すれば准看護師として働くことができます。
准看護師養成学校は2年で全日制と半日制のみで通信制は開講されていません。
半日制の場合は午後や夜間に授業が行われるため昼間に仕事をしている社会人でも通学が可能。
准看護師→高校の衛生看護科、または2年の准看護師養成学校に行く事で社会人でも資格取得可能。
看護師→高校卒業から最低3年は短大か専門学校、または大学で勉強する必要あり
准看護師のメリット・デメリット
准看護師と看護師の違いは分かったけど、もっとこう…具体的に…
じゃあ准看護師の良い所と残念な所をまとめていくね!
准看護師のメリット
学費が安い
准看護師養成学校の学費は受講形式によって変わりますが、准看護師になるための専門学校の授業料は年間30から48万円程。2年で100万円ほどかかります。
看護師になるために大学へ行く場合の学費は
4年制国立看護大学250万
4年制私立看護大学450から700万
+入学費や教材費の諸経費
資格習得しやすい
准看護師の試験は各都道府県で開催されており、合格率は約98%で年に複数回受験できるのに対して看護師国家試験の合格率は約89%で年に1回しか受けられません。
看護大学に行ったとしても勉強を頑張れなかったら1年間受験浪人しないといけないのね…勉強が苦手なら准看護師でキャリアをスタートさせるのもアリだね!
准看護師のデメリット
給料が安い
前述した通り看護師とそこまで業務内容は変わらないのに年収は70万円程差が出てしまいます。
キャリアアップが難しい
准看護師は看護師や医師の指示を受けないと行動できない為、准看護師のまま役職につくのは難しいです。
さらにキャリアアップを目指す場合は看護師になる必要があります。
准看護師から看護師へののキャリアアップ
准看護師でもキャリアアップはできます。
看護師になることで給料や働き方が変わるのと同時に、看護師免許を使って様々な職場で働く事もできます。
病院での勤務はどうしても激務であったりストレスがかかるので、働き方を変えたい人や自分の時間も考慮したい人にとってはメリットになりますね。
じゃあ准看護師が看護師になるにはどうしたらいいの?
准看護師から看護師になるには
准看護師が看護師になるには、看護専門学校で2年課程(定時制の場合は3年)を修了し、看護師国家試験に合格する必要があります。
進学課程には
- 全日制
- 定時制(昼間・夜間)
- 通信制
があります。
全日制と定時制に通うには准看護師として3年以上の経験が必要で通信制は准看護師として実務経験が7年以上あると受講できます。
看護師か准看護師で迷っているなら看護師が有利か
准看護師→看護師だったら学費も節約できるし働きながらお金・経験も稼げて看護師にレベルアップすることが可能なんだね!
実際に准看護師からキャリアをスタートさせて、お金と経験を稼ぎつつ看護師にステップアップするという方法は有効です。
クリニックや診療所では准看護師が必要とされていることが多く、求人はあるので職探しに困ることはないでしょう。
しかし今後准看護師は廃止され看護師に一本化される可能性もあります。
准看護師は約60年も前に看護師不足を補うために定められたものであり、今後の医療職の業務の細分化や地位向上の観点から准看護師は正看護師に統一されることもありえます。もう何年も前から議論されている事ですが、いまだに結論は出ていません。
いずれ統一される可能性がある&病院内での仕事内容が一緒であれば、最初から看護師免許の取得を目指した方が得策ですね。
元看護師の意見として病院での勤務は激務&ストレスです。
それによって看護職の離職率はかなり高いので、モチベーションの1つであるお金が少ないというのは後々不満に感じてきます。
看護師と准看護師の仕事内容が同じであれば、いろいろな職場で働ける看護師免許の方が圧倒的に有利ですし、得られる給料も高くなります。
最後に:看護師と准看護師のまとめ
学費が安く、比較的資格がとりやすいのは准看護師ですが、看護師と比べて仕事内容がほぼ一緒なのに給料が安いというのは個人的にはマイナス要素です。
お金が全てではありませんが、仕事を続ける上での大事なモチベーションになるので後々もっと給料を増やしたいと考えるようになります。
元看護師としては、ちょっと大変だけど看護師免許を取る方が世界が広がるかな。
看護師になりたいけど学費が高い
あんまり難しい勉強とか得意じゃないんだよな