日本で看護師の資格を持っているといろいろなメリットがありますよね。
- 給料が良い
- 休みがしっかりしている
- 社会的な信用がある
これらが真っ先に浮かぶ看護師のメリットですが、これが海外の場合はどうなるのでしょう。
看護師としての給料はそこまで悪くないけど、今の環境のそこまで良くもない…結構疲れるし。でも海外で看護師はどんな感じなんだろう。
って方には是非読んでもらいたいです。
看護師が海外で働くために必要なもの
日本で看護師として働いていた人が海外で看護師をするために必要なものは、その国の看護師免許です。
日本の免許は日本でしか使うことが出来ず、外国ではまた免許を取得しないといけません。しかし給料や社会的地位、仕事内容は日本よりも高く、より看護業務に集中できます。
もし海外に住んでたら素敵な外国人と知り合うこともできるかも
主な国での看護師免許取得は以下のようになります。
アメリカ
日本での正看護師免許を持っている場合は、直接アメリカの国家試験であるNCLEX-RNを受けることができます。正看護師の資格を持っていない方は現地での短大や大学進学をし、卒業してNCLEX-RNを受ける必要があります。テストはもちろん英語で受けるので、十分な英語力と看護師としての知識が求められます。
日本で言う短大・専門卒(準学士保持)はADNと言われて、大卒(学士保持)はBSNと呼ばれています。
- ADNの平均年収は$74,120($1=115円換算で約850万円ほど)
- BSNの平均年収は$80,320(約920万円)
イギリス・オーストラリア
この2つの国は看護師資格を得るためのプロセスはほぼ同じです。
4年制大学を終了し、日本で看護師として1年(イギリス)あるいは3年(オーストラリア)以上働いた経験を持つ方は免許を書き換えることが可能です。やはり能力試験、筆記試験を受けることがプロセスに含まれているので、何もしなくても看護師免許を書き換えるというのはできません。
そして英語力の証明も必須であり、IELTSという英語テストで全ての技能(スピーキング、リーディング、リスニング、ライティング)で7,0の取得が義務付けられています。この7,0というスコアはTOEICで換算するとおよそ870~970点に値します。
専門・短大卒の正看護師はもう一度現地にて看護コースに入学する必要があります。しかし日本での修了証明ができれば4年ではなく、2年や3年に期間を短縮することも可能です。卒業した後には上記のような能力試験を受けなければいけません。
イギリスでは看護師にクラスと呼ばれるものがあり、それぞれのクラスによって給料が大幅に変わってきます。
£15,100~£98,453(£1=135円換算で200万円~1,300万円)
このように一番上のクラスになるとかなり楽な生活ができますが、日本のようにボーナスがありません。しかし自分のスキルアップや資格などによってクラスは上がっていくのでそれをモチベーションに働く事ができますね。
オーストラリアでの看護師に関してはこちらにまとめてあるのでチェックしてみてください。
カナダ
カナダでも同様に、英語能力や国家試験のプロセスを踏まないといけません。しかし4年制看護大学を修了したからと言ってすぐに国家試験を受けれるわけではなく、看護協会の審査によってはもう一度大学に編入する可能性もあります。
カナダでの平均年収は
65,000ドル~75,000ドル(約650万円~750万円)
となっていますが、田舎に行くほど高く、都市部に行くほど安くなるという傾向があります。
各国の詳しい看護師免許の取得方法はこちらのサイトがとても参考になります。
看護師が海外挑戦は難しい!でも…
日本人の看護師が海外で免許を取得し、働くのはため息出るくらい難しいです。それに時間と費用がとてもかかってしまうので全員が挑戦できるわけではありませんが、自分の経験を活かして人生をより充実させることはできます。そして挑戦していく上で、素敵なパートナーと出会い、新しい世界を見れる可能性もありますよね。
日本社会に疲れている看護師に海外は良い選択肢
日本特有の気遣いやお世辞、年功序列や周りの目を気にするという文化や環境が嫌になって来た?それなら一度海外に挑戦してみませんか?
海外では周りの目を気にするということや年功序列もほとんどありません。これらの肩身が狭くなる文化があるのはアジアがほとんどではないでしょうか。
海外の価値観とは
アジアを除く、欧米人の主な価値観は周りに合わせて生きるということよりも、自分が自分らしく生きるということです。
周りが何をやってても私は私のやりたいことをやるし、有給なんか絶対消化!
って感じの人が多い気がします。ファッションなんかにおいても、日本人はよくブランド物にこだわりますが、オーストラリアではブランド物を持っているのは大抵アジア人です。ローカルの人たちは自然に優しいもの、自分が気に入った物を率先して選んでいます。
そしてファッションにお金をかけるなら、世界中を旅行していろいろな経験をしたいという人が多い気がします。
海外(オーストラリア)の有給消化率はほぼ100%です。もし取得する事が出来なければ、その分が翌年に回るかお金で戻ってきます。全員が有給をしっかり取れていたら、なにも気にすることなく自分の休みをしっかりと楽しむことができますね。
個人的に私が一番凄いなーと思っているのは労働者がしっかりと守られているという事。長時間労働、サービス残業なんて絶対に無いし、政府が守ってくれているという安心感が全然違います。
2020年はコロナウイルスによって世界中が不景気になり、職を失う人がとても多くなります。
しかしそんな時にこそ海外での労働者は守られているなーと思います。
- 個人に現金給付
- 家賃の割引や会社の家賃無料延滞
- 会社が潰れないように対策金
など、職を失っても政府が助けてくれるという安心感があります。
日本については…まぁここで言う事ではないので割愛します。
デメリットもあるけど、人生をより豊かにするなら看護師は海外に行くべき
海外に長期間住むという事に、やはりデメリットはあります。
- 友達や家族に会えない
- 日本食やコンビニを諦める
- 日本のサービスは海外には皆無
- 永住権の難易度が鬼
永住権を取得し、一生海外に住んでやる!と考える人は恐らくたくさんのコトを犠牲にします。
これら4つのデメリットがどうしても無理というのであれば日本にいたほうがいいですが、看護師が海外に行く事によって得られるメリットは多いのも事実。
給料、環境、出会いなどのたくさんのメリットがあり、英語を勉強することで日本に帰ってからもそのスキルを活かすことができます。
看護師が海外に挑戦するためには英語
看護師が海外に挑戦し、そして帰国してからもスキルを活かせるとなったら英語です。
海外に行かなくても、英語を話せることによってできる看護職は意外とあります。そして病院で働くよりも仕事内容、給料、待遇が良くなったりもするので英語は看護師にとって大きな武器になります。
でもどうやって英語を学んだらいいか分からない、仕事をしながら空いた時間で英語勉強をしたいというなら
- フィリピン留学
- オンライン英会話
この2択です。
フィリピン留学とオンライン英会話が看護師にオススメ
まず最初に私はこの2つに計300万円以上次ぎ込んでいます。その上でまとめていきます。
看護師は働きながら通常の英会話スクールに通う事は経験上現実的ではありません。休みの日に行くという手もありますが、英語は基本的に毎日聞いたり話した方がいいので上記の2つがオススメになります。
フィリピン留学
看護師は基本的に需要が高く、無くなる仕事でもありません。そしてキャリアアップや給料を上げるために転職を考える人も少なくありません。
つまり、フィリピンで数カ月勉強して戻ってきたとしても仕事は絶対にある。むしろキャリアアップの可能性もある。
という事です。看護師の給料は良いのでちょっとした夏休み程度に考えて、一定期間フィリピン留学するというのはアリですね。しかし、看護師として空白の時間ができてしまうのと周りの同期が順調に成長しているのを聞くとやるせない気持ちになるのもあります。
詳しい事はこちらからどうぞ
オンライン英会話
働きながら勉強するって時間ありますか?やる気おきますか?
私は最初独学をしてましたが無理です。無理。
そりゃできる人もいるんでしょうが、意志の弱い私にはできませんでした。その点オンライン英会話は一日何時間もする必要はなく、やるべき事を教えてくれるので自分で何をやったらいいか分からないという人でも簡単に続けることができると思います。
看護師で環境を大きく変えたいなら海外
今回の記事をまとめると
- 海外の看護師は時間、給料、環境が日本よりも良さげ
- 英語を勉強したら看護のキャリアアップにも繋がる
海外住んだらイケメン外国人と出会えるかも
ってな感じです。
大変だけど人間って何かをチャレンジしている時に一番生きてるって思えるよね。ちなみに私は3年オーストラリアにいるけどまだ看護師になれてません。ちーん
オーストラリアの場合ですが、永住権を無事取得するまでに早くても5年はかかると考えたほうがいいです。
取得条件がかなり厳しくなってきているので中途半端な状態で帰国を余儀なくされた友達やクラスメイトをかなり見てきています。