リスニング教材ってつまらない…。洋楽は毎日聴くから好きな曲で勉強出来たらいいのになー。
正しい方法で洋楽を聴けば英語学習に役立てる事ができるよ!それに勉強するっていう感じじゃないから苦にならないで毎日続けられるよね!
こんな人にオススメ
- 洋楽を聴くのが好き
- 好きな洋楽を使って勉強する方法が知りたい
- 洋楽で英語を勉強する効果が知りたい
この記事を読み始める前に
この記事では洋楽を使った学習の効果や勉強法、英語学習にオススメの洋楽を紹介しています。
洋楽を使っての英語勉強は効率の良い学習法なので、洋楽好きの人はぜひチェックしてみてください。
洋楽で英語を勉強する事の効果
洋楽で英語勉強する事は飽きずに楽しく続けられ、発音の改善とリスニング力向上に効果があります。
なぜなら正しい音の発音を身につけることで英語が聞き取れるようになるから。
さらに興味のある事を続けることは、効率のいい学習法であることも証明されています。
リスニング力の向上
そもそも英語が聞き取れない原因は、英語の発音やつながりを理解していないことにあります。
つまり
- 自分が思っている単語の発音と、実際に聞いた発音が違う
- 音同士がどのように繋がっているのか、単語の区切りがわからない
上記のような場合に英語が聞き取れないという状況が起こります。
発音とリスニングは密接に関係しています。なので発音を練習すればリスニング力も上がるというコトになります。
後に説明する洋楽を使った勉強法では、繰り返し同じ曲を聞いて一緒に歌うことで、英語の発音やイントネーション、リズムをつかむことができるので苦手な英語を聞き取れるようになります。
実際に私は通勤中に洋楽を聞いていることで英語の音のつながりに耳が慣れ、職場に行っても英語での会話を聞き取れるようになりました。
効率の良い学習法
楽しく勉強を続ける=「興味を持ったこと」を「繰り返し」学習することは、記憶として定着しやすいことが脳科学的に証明されています。
人間は覚えたことの半分以上を30分以内に忘れ、記憶を定着させるには繰り返し記憶に関わる脳の器官(海馬)を刺激して覚えさせる必要があります。
しかし一般的なリスニング教材は話している内容が難しかったり興味が持てないものもあり、ただ教材をやり続けるのは苦痛なので続かない。
その結果、繰り返しができない為定着しない=効果がでないという状態になります。
また実際に脳科学的に興味のないことを学習するのは効率が悪いということがわかっています。
脳科学の専門家、林成之教授によると『脳では好きや嫌いなどの感情をつかさどる器官(A10神経群)が入ってきた情報に対して、感情のレッテル(評価)をつける役割』をしています。
「好き・興味がある」などのポジティブな評価をされた情報については、脳は理解しよう、覚えようとがんばります。
しかし「嫌い・つまらない」といったマイナスの情報と判断された場合は、脳が活発に働かなくなり記憶するのが難しくなります。
つまり、自分にとってプラスと判断した情報は、情報として強くインプットされるということ。
好きなアイドルの情報はよく覚えられるもんね。
洋楽を使った効果的な英語勉強法
結論から言うと何度も聞いて一緒に歌うのが一番効果があります。
理由としてはインプットとアウトプットの繰り返しを手軽にできるから。
具体的な手順は以下の通りです。
- 曲を選ぶ
- 繰り返し聞く
- 英語の歌詞を見ながら聴く
- 分からない部分を調べる
- 歌詞を見ながら歌う
曲を選ぶ
自分の好きな曲を選びましょう。
何度も繰り返し聴くことになるので気に入った曲を選ぶ必要があります。自分が興味のない曲は飽きてしまうので覚えられず、意識しないと頭に入ってきません。
そして一度にたくさん選曲しないで1曲ずつ始めましょう。
何度も繰り返し聞く
選んだ曲の中の単語を意識しながら聴いていきます。この際に完全に聞き取れる必要はありません。
何度もリピートしているうちに聞き取れる箇所が増えていきます。
英語の歌詞を見ながら聴く
英語の歌詞を文字として見ることで、聞き取れていなかった部分がわかります。
聞き取れていなかった原因が発音によるものか音のつながりによるものなのかが分かります。
分からない表現や単語を調べる
聞き取れなかった単語や表現が分からない場合は辞書で調べ、覚えたい表現は書き止めておきましょう。
必要であれば歌詞を日本語訳してあるサイトもあるので曲名と和訳と入れれば検索できます。
YOGAKU HACKでは多くの曲が和訳されているのでよく参考にしています。
でも英語の歌詞を全て訳すのはあまり良くないんだよね…
歌詞には意訳が含まれていたり、リズムと歌詞を合わせるために文法的には間違えている部分もあります。
意訳とは簡単に言うと全体の分から大まかなイメージを汲み取ること。
例えば…
Eminemの曲にはWalk On Water ft. Beyonceという作品があります。
Walk on waterは直訳すると水の上を歩くという意味ですが、意訳では奇跡を起こすという意味で訳されています。
I walk on water but I ain’t no Jesus
私は奇跡を起こせるけど神様なんかじゃない
文法を学ぶのであれば洋楽で勉強するのではなく、文法書で勉強していきましょう。
英語の歌詞を見ながら一緒に歌う
歌詞の内容を理解した後はシャドーイングと同じやり方で繰り返し歌っていきます。
洋楽をただ聞いているだけでは上達しません。はっきりと声にだして発音することで、インプットとアウトプットを効果的に活用し、英語学習が効率よく進みます。
電車の中や声が出せない場合には、口ずさむだけでもイントネーションや発音には効果があります。
シャドーイングのやり方が分からない人はこちらを参考にしてください。
英語勉強におすすめの洋楽と選び方
英語学習に使えるオススメの洋楽は好きな曲であること。
できれば好きな曲の中からテンポがゆっくりなものを選びましょう。
これは上記で説明した通り、興味のある曲を反復する事に意味があるからです。
ラップは早口でスラングが多く含まれているので聞き取りづらいというデメリットがありますが、スラングを学びたい人ならアリかなと思います。ただ私は全く何を言っているのか聞き取れませんが…
ではここからは自分が実際に使用していたものを紹介していきます。
Carpenters – Yesterday Once More
1970年代に活躍した兄妹デュオ。発音がとてもきれいです。
使われている単語もやさしいものが多いので、英語学習初心者にもおすすめの曲です。
Celtic Woman – You Raise Me Up
アイルランド出身の4人組グループ。フィギアスケートで使われたことで日本でも有名になりました。
You raise me upはあなたが私を元気づけてくれるという意味で使われています。
Beyonce‐Listen
ビヨンセはアメリカ出身の歌手です。この曲は本人主演映画のドリームガールズの主題歌となりました。
スローテンポで聴きやすい曲です。助動詞や完了形もでてくるので文法の学習にもなります。
Little Mix Secret Love Song ft. Jason Derulo
Little Mix はイギリスの4人組ガールズグループ。
ほぼ中学生レベルの単語でフレーズの繰り返しが多いので簡単に覚えられます。
出てくる単語は比較的簡単ですが、音の繋がりが多いので聞き取る練習になるかなと思います。
Marshmello Here With Me Feat. CHVRCHES
かぶりものの音楽プロデューサーマシュメロとスコットランドのバンド、チャーチズとの楽曲です。
歌詞をハッキリと発音して歌っているのでひとつひとつがとても聞き取りやすく、音と音の繋がりもしっかりと意識しながら聴く事ができます。
完全に歌詞を覚えて暗記してしまえば発音について少し自信がつくと思います。
Taylor Swif – I Knew You Were Trouble
アメリカのポップシンガーでOne Directionのハリー・エドワード・スタイルズに向けた曲です。
日本語のトラブルとTroubleは発音が全く違いますが、繰り返し同じ音を聞く事で英語特有の発音に慣れれるかと思います。
One Direction – Story of My Life
世界中で人気となった男性グループです。
難しい単語はありませんがフレーズが少し長めなので表現を学ぶのに適しています。
最後に:洋楽で英語を勉強したらさらに伸ばしましょう
洋楽を何回も聞いていると不思議と単語と単語の繋がりや発音、イントネーションを聞き取れるようになります。
この状態に持っていく事が理想的であり、ここまで来れたらさらにアウトプットをして英語力を底上げしましょう。
せっかく覚えた表現も単語も使わなければ忘れてしまいます。
アウトプットするには個人的にオンライン英会話が飛びぬけて楽です。
自分の好きな曲を毎日聞きながらコツコツと英語力を上げていきましょう。