看護師は転職する時期を見極めないと損!【ベストな時期と経験年数とは】

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今の病院疲れちゃったし、転職を考えているんだけど看護師の転職って時期に左右されるのかな?

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看護師の転職は時期によっては不利になることもあるよ。需要高い時に転職できるように準備をするのがベスト!

こんな人におすすめ

  • 転職のベストな時期やタイミングが知りたい
  • 転職したいけど何月がいいかわからない
  • 転職は何年目がベストか知りたい
  • 転職活動に必要な期間を知りたい

転職する時期は人それぞれですが、できれば自分に有利な状況で転職したいですよね。

自分にぴったりな転職のタイミングをを見つけないと、

  • ボーナスがもらえない
  • 引き止めにあって辞めたい時期に辞められない
  • 自分が希望する条件の病院が見つからない
  • せっかく転職したのに新しい職場に馴染めない

というような問題が起きてしまいます。

せっかくの転職がこんなはずじゃなかった…とならないために自分にあった転職の時期を選びましょう。

この記事を読むことで看護師の転職に適した時期【月・経験年数】が分かるようになり、転職成功の確率がグッとあがります。

目次

看護師が転職する時期はいつがベスト?

看護師転職において重要な要素の1つとなるのが転職の時期です。

転職するなら自分にとってベストな時期に転職したいし、できれば周りに迷惑かけたくないですよね。

結論から言うと、看護師の退職と入職のねらい目は以下の通りです。

  • 退職にベストな月→1月、3月、7月
  • 入職にベストな月→4月、10月

看護師の求人は他の職に比べて1年中募集がありますが、病院の忙しさやイベントによって求人数や職場の雰囲気は変わります。

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分かりやすいように病院のイベントと求人の関係を表にまとめてみたよ。

1年を通しての転職に最適な月とおすすめできない月をもう少し詳しく説明します。

転職にベストな時期

【4月と10月】

4月入職は経験が浅めの人におすすめ

新人が多く、研修を一緒に受けれる可能性があり職場に1番馴染みやすい時期です。

10月入職はある程度のスキルがある人からベテラン向け

異動により人員が確保されているのでトレーニングが受けやすい状況でもあります。

年末の忙しい時期に向けて即戦力が求められますが、慣れるまでには十分な時間ありです。

病院を辞めるならこの時期を狙う

【1月、3月、7月

1月と7月はボーナスの後なので、損したと感じることなく辞めることができます。

3月は退職者が比較的多いので目立つことが少なく、余計な詮索されることがありません。

一般的に企業の人事は3月に退職者が増えることを見越しており、引き止められにくいというメリットもあります。

ボーナスの支給額は、病院の経営状況やあなたの評価によって額が決定します。ボーナス支給日前に退職の意向を伝えるとボーナスを満額もらえないこともあるので注意しましょう。

入職するとキツイ時期

【5月、8月、12月、3月

5月はゴールデンウィークで休暇を取りたい人がいる上に新人がまだ一人立ちしていない時期。

人手不足になりやすく、この時期に入職すると即戦力としていきなり投入されます。

8月は夏休みやお盆休みによって、家族がいる人や実家に帰省したい人が長期休暇を取るために人手不足になってます。

12月も年末年始があるので夏休みと同じく人手不足になります。

3月は1年の中で1番退職者が多い月です。

この時期の病棟は引継ぎでバタバタしているため、入職しても人間関係や仕事を覚えるという点では他の月より大変な事が多くなります。

看護師の求人が増える時期

【1〜2月と6〜7月

1~2月は新年度である4月に向けて大量に求人が出回る時期になります。

4月入職を狙うなら新年度には転職活動を始めたいですね。

6~7月ボーナス後の退職者によって人手が足りない状況になっており、下半期開始にあたる10月に向けて出される求人が多くなります。

10月入職を狙うならボーナスが支給される頃には転職活動を開始しましょう。

求人数が減る時期

【3~4月、10~11月】

求人が増える時期で説明した通り、職員が必要な時期である4月と10月に向けて求人を出すのが一般的。

新入社員や異動で人員が補充の目途が立った、あるいは補充された月である3~4月、10~11月には求人が減ります。

どこの看護師転職サイトでも11月の求人数は7月に比べて数千件少なくなっていました。

年度末にあたる3月は新年度に向けてすでに十分な職員を確保しています。

3月にある求人は欠員補充のためであることも少なくありません。

ベストな転職の為に避けるべきこと

現在いる職場のスタッフになるべく迷惑をかけたくない、強い引き留めに合いたくないのであれば次の状況は避けたほうが無難でしょう。

  • 産休や育休に入る人がいる
  • 看護研究や委員会の途中

産休や育休に入る人がいる

産休や育休は職場内で事前にアナウンスされることが多いです。

同じ時期に退職しようとすると手薄にならないために師長さんから引き止められる可能性が出てきます。

看護研究や委員会の途中

看護研究や委員会の途中である場合は後任を見つけ引きつぐ必要があります。

やむを得ない事情でない限りよく思わない人が出てきて退職までの勤務を快適に過ごすことが難しくなります。

診療科によっては特定の時期に治療や検査の予定が立て込んでいる場合があります。自分のいる診療科の傾向もふまえた方がいいですね。

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血液科は化学療法のスケジュール的に長期休暇前が忙しいけど、小児科は休み中に予定検査や手術が入るよね。

看護師の勤務年数による転職の時期

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転職するのに向いている月はわかったけど、経験年数が浅いと転職は不利なのかな?

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経験年数が浅くても、ベテランさんでもそれぞれの持ち味を活かして転職することができるよ!

採用者は以下の視点で採用する人を考えます。

  1. 順応性:職場に馴染むことはできるか
  2. 即戦力:業務をこなす力はあるか
  3. 定着率:長期間働いてくれるか
  4. コスト:教育や給料にかかる費用

経験年数別に見ていきましょう。

看護師1〜2年目

経験の浅い看護師1~2年目では、第二新卒を狙いましょう!

第二新卒とは一般的に学校を卒業して3年までの間に転職をする人、または25歳以下で転職する人のことを指します。

看護師1年目は理想と現実のギャップで精神的にも肉体的にもつらい時期。

看護師2年目になっても自分自身の成長に悩んだり、周りとの差に悩まされる時期でもあります。

採用者から見た評価

順応性前の職場での規則やケアに違いがあってもすぐに適応してくれる
即戦力✖️すぐに任せられるほどのスキルや経験はない
定着率✖️早い段階で退職しているので忍耐力はかけているかもしれない
コスト初歩的な研修は終えていることが多く新人に比べ研修にかかる時間や費用が削減できる

すぐに1人前として任せられないというデメリットが採用側にはありますが、伸びしろがあり型にはまっていない柔軟性が1、2年目を雇うことのメリットと捉えられます。

第二新卒を募集している職場は経験の浅いうちに辞めた人を雇うことが前提なので、一般求人に応募するよりも短期で退職してしまったというマイナス面の評価は軽くなります。

求人数や競争率から考えると不利に思える部分もありますが、あまりにもひどい環境(いじめなどにより精神状態に影響が出ているなど)ならすぐに転職に向けて行動することをおすすめします。

体調を崩して看護師として働けないくらいのトラウマになっては手遅れです。

看護師3〜5年目

自分で考えて行動できるようになった3~5年目の看護師は、自分の希望に合った職場が狙えます。

ある程度の業務ができるようになり、他の分野や働き方にも興味が出てくる時期です。

同期や友達でも転職や退職する人が増えてきて自分はこのままでいいのかと悩む時期ですね。

採用者から見た評価

順応性自分のやり方が確立されてきている時期ではあるが新しいやり方を取り入れて職場の向上を期待する
即戦力基礎は完璧である程度の問題解決もできるので即戦力として働いて欲しい
定着率ある程度は勤続すると考えているが数年後にライフプランやキャリアアップでの転職が考えられる
コスト研修コストはかからず基本給が跳ね上がるほどの経験年数ではない

看護師3~5年目は看護業務の基礎ができており、夜勤もこなせると評価され病院にとってはありがたい人材です。

一定の職場に応募する際の規定で3年以上などと定められている場合もあり、1人前の看護師と認められます。

自分の希望する勤務形態や新しい分野に挑戦したいという場合には、需要が高く、応募可能な求人も多い看護師3~5年目の転職がおすすめです。

看護師6年目以降

看護師6年目以降はライフスタイルに合った職場を狙いましょう!

  • 今後のライフプランを考えたい
  • もっとキャリアアップしたい
  • 業務上の負担が増えて夜勤も辛くなってきた

看護師6年目以降は様々な事情で転職を決断する人が多いです。

採用者から見た評価

順応性✖️前の病院の方法や自分なりの考え方を持っている人が多く扱いづらい場合もある
即戦力すぐにでも業務を任せられる
定着率年齢的に結婚や出産で退職や休職が懸念される
コスト経験年数をふまえた給与を支払う

自立していて即戦力となり、採用者はリーダーや教育係を任せられるという希望を持っています。

病院の雰囲気やキャラクターによっては少々扱いづらいと思われるかもしれませんが、経験とスキルでカバーできます。

  • 結婚や出産の予定を考えて自分のライフスタイル重視の職場を選ぶ
  • 希望する分野でのキャリアアップや年収アップを目指した転職

など、希望に合わせた転職ができます。

6年目以降の時期になると幅広い選択ができますね!

看護師の転職時期を人生設計で考える

就職後の人生設計の中には、

  1. 結婚
  2. 出産
  3. 住宅の購入

などのイベントが考えられますが、これらのタイミングの転職は気を付けなければなりません。

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転職の時期を間違えると結婚・出産・住宅に大きな影響が出ちゃうよ!

①結婚

結婚を控えている看護師さんの転職は結婚後が◎です。

結婚前と結婚後では、考えや状況が変化する可能性がある事が理由です。

  • 結婚後の生活が具体的にイメージできなかった
  • パートナーの仕事の関係で転勤することになった
  • 家族計画の変更によって勤務形態を変えたい
  • 育児に専念したくなった

結婚前に転職をしてしまうと結婚後になって状況が変わり、「こんなはずじゃなかった」、「やっぱり辞めたい」と後悔する場合もあります。

一度落ち着いてからパートナーと話し合って転職するほうが、希望に合った条件で働く事が可能になります。

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現在の職場で勤務形態の変更を相談したら融通が効くところもあるし、落ち着いてから転職したほうがストレスも少なくて済むよ!

②出産

出産を予定している場合の転職は出産後がベターです。

使用者は、6週間(多胎妊娠の場合にあっては、14週間)以内に出産する予定の女性が休業を請求した場合においては、その者を就業させてはならない。

使用者は、産後8週間を経過しない女性を就業させてはならない。ただし、産後6週間を経過した女性が請求した場合において、その者について医師が支障がないと認めた業務に着かせることは、差し支えない。

労働基準法第65条 第1項、第2項
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ちょっと難しいな…簡単に説明して!

つまり、会社は

  • 出産予定日から逆算して6週間以内に申請した人には産休を与えなければいけない
  • 出産してから8週間は申請なしでも全員に産休を与えなければいけない

と法律で決められているのです。

会社は妊娠や出産やそれに関わる休暇によって解雇したり不当に扱うことも禁止されています。

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じゃあ転職してすぐ産休・育休取っちゃおう!

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ちょっと待って!育休が取れない場合もあるの!

労使協定によっては育児休暇が取れない?

基本的に正社員として雇用された場合は、転職後1年未満であっても育児休暇を取ることができます。

しかし、非正規雇用者として採用された場合労使協定に記載されている場合入社から1年未満の人の育児休暇を拒否することができるのです。

労使協定とは雇う人(会社)と雇われる人(社員)との間で結ばれた取り決めで法律の例外もあるよっていう書類です。

出産を控えている人は確認必須です!

③住宅の購入

住宅の購入を考えている場合は転職前の購入がおすすめです。

住宅を購入する際、住宅ローンを組む人がほとんどだと思いますがローンを組む前には審査があります。

その時の審査項目として重要視される項目の一つが勤続年数です。

勤続年数から、ローンを組もうとしている人が安定した収入を得られているか=返済能力が査定されます。

転職直後は収入が不安定であると判断されやすく、中には融資の条件で勤続年数2年以上と設定されていることもあります。

収入アップのための転職で実際に収入がアップした場合にはローン審査に通過する場合もありますが、転職直後だと住宅ローンが組みづらいということは覚えておきたいですね。

看護師の転職活動に必要な期間

看護師の場合、情報収集段階から内定まで最短3週間で終えるという人も中にはいます。

しかし、初めての転職やじっくり考えたい場合は2ヶ月~3ヶ月くらいで余裕をもった転職活動をするのがベストです。

そもそも、転職するまでには以下のような段階を踏む必要があります。

  1. 転職先で働き始めたい時期を決定
  2. 入職時期や希望をふまえて情報収集開始
  3. 応募用の書類や履歴書作成
  4. 希望する企業や病院へ応募
  5. 書類審査通過したら面接 
  6. 新しい職場からの内定
  7. 現職の引継ぎ
  8. 退職

これらすべてを急いでこなそうとすると、失敗する可能性も高くなります。

退職日を決定してから転職活動を始めるのではなく、いつから次の職場で働き始めたいかをを目安に逆算して転職プランを考える必要があります。

転職成功への近道は、看護師で転職に失敗するのはこんな人!失敗しない6つの方法で詳しくまとめています。

法律上では退職希望日の14日前に伝えれば退職は可能ですが、働いている医療機関によっては業務引き継ぎの観点から退職日の〇ヶ月前までに伝えなければならないと就業規則に明記されている場合もあるので確認しましょう。

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時期を見極めて看護師の転職を成功させる方法

看護師の転職の準備段階では情報収集も重要です。

時期によって求人数は変化しますし、在職しながら希望条件に合った求人を自力で見つけるのは効率が悪いです。

そんな時に役立つのが看護師転職サイトです。

看護師転職サイト利用のメリットは、

  • ハローワークより求人数が多い
  • 自分の希望する求人が見つかりやすい
  • 世の中に出ていない求人も紹介してもらえる
  • 履歴書や面接対策をしてくれる
  • 待遇の条件交渉をしてくれる

が挙げられます。

転職サイトでは時期を伝えることで希望転職時期に合わせたペースで転職アドバイザーがサポートしてくれ、スムーズな転職を実現する事が可能です。

転職サイトごとに特徴がありますが、以下の求人数が多くサポートが手厚い大手看護師転職サイトは登録しておくのがおすすめです。

全て無料で利用できるので、複数登録して条件や求人を比較するのもありですね。

どんな基準でサイトを選んだらいいか分からない方は、看護師転職サイトの選び方【複数登録が基本です】をご一読ください。

看護師の転職でベストな時期と経験年数まとめ

看護師の転職でベストな時期と経験年数について解説してきました。

まとめ
  • 退職にベストな月は1・3・7月
  • 入職にベストな月は4・10月
  • 看護師2年目までは第二新卒求人がねらい目
  • 看護師3年目からは希望の条件で就職できる可能性が高い
  • 看護師の転職活動期間は3か月が目安

職場を辞めることは少なからず誰かに迷惑はかかります。

しかし、理由をつけて行動しなければいつまでも変わることはできません。

理想の働き方を実現するためにも、いっっぽ踏み出してまずは情報収集から始めましょう。

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