【IELTSリーディング】7つの問題形式の対策を深めることでスコアは底上げ可能!

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IELTSのリーディングって英語の基礎が固まっていないうちはスコア上げるのきついよね…単語はもちろんやってるんだけど、どうやったらスコアアップできるんだろ。

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語彙力を上げるのはもちろんだけど、それ以外にIELTSのリーディングは問題形式と解答が独特だからしっかりと理解して対策していくと効率的にスコアアップを狙えるんだ!

この記事はこんな人にオススメ

  • IELTSのリーディングセクションが苦手
  • どうやってリーディングの対策をしたらいいか分からない
  • そもそもIELTSのリーディングがどんな感じなのか分からない

この記事を読み始める前に

僕はIELTSを勉強し始めた時に基本的な英語力が全然足りない為に、リーディングが一番苦手でした。

しかし各問題の対策や形式をしっかりと理解し、語彙力を上げることで結果としてオーバーオールを6.5まで上げる事が出来ました。

この記事ではIELTSリーディングの具体的な解き方、対策方法をまとめています。

目次

IELTSリーディングパートの概要

リーディングの具体的な対策に入る前にまずはIELTSのリーディングがどのように構成されているのかを見ていきましょう。

IELTSリーディングは3つの設問に分けられる

リーディングでは3つの設問から構成されており、1つの長文は約700-900語程度になっています。

各セクションの問題数は13-14問、合計40問の問題に回答していきます。

出題されるトピック例

  • 歴史
  • 医療
  • 言語
  • 動物の生態
  • ニュースの抜粋 etc…

こんな感じでかなり幅広いトピックです。

リーディングの問題形式には7種類あり、それぞれの形式に合った解答・読み解き方が存在します。

IELTSリーディングで出題される7種類

ではさっそく8種類の出題形式とそれぞれの対策ポイントを見ていきましょう。

見出し選択

例文

Choose the correct heading for each paragraph from the list of headings below.

List of Headings
ⅰ. The building has a long history
ⅱ. The background of the building
ⅲ. Financial problems about the plan
ⅳ. Politicians opposed the plan
ⅴ. The future plan in Japan
  1. Paragraph A
  2. Paragraph B
  3. Paragraph C
  4. Paragraph D
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各段落で、どの内容が述べられているかをリストの中から選ぶよ!

対策方法

リスト内でキーワードを見つけ、そのキーワードに沿ったパラグラフを見つけます。

リスト内キーワードとは定冠詞(the/a/an)や前置詞以外の意味を持つ単語です。単語を見て意味が分かるものはキーワードとしてチェックしておきましょう。

上のリストⅰではbuilding / long historyをキーワードとして設定し、本文中からこのキーワードにあたるアイディアを探します。

しかしこのキーワードがそのまま本文中に出てくることはまずないので、キーワードの同義語を本文中から探すようにします。

本文を全て読んでいたら時間が無くなるので、本文のキーワードが書かれている場所を中心的に読むようにします。

キーワードは本文のココにある

  • 最初の段落
  • 各段落の最初の2文
  • 最終段落

最初の段落は文章の主題が書かれているのでおおまかなイメージを理解することができます。

各段落最初の2文の中には筆者の主張したい事や、問題点などの重要な文章が書いてあります。

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日本語と違って英語は重要な事を先に伝えるから各段落の最初の2~3文を読むことで問題の答えが見つかることがよくあるよ!

ただ読み進めるだけではなく、本文でもキーワードになりそうなところにチェックを入れて読んでいきましょう。

キーワードをチェックしておくことによって、再び文章を読む手間を省けるので必ずアンダーラインを引いておきます。

本文でのキーワードとは

人名・年号・国・%等の数字・専門用語・most・best・leastなどの比較を示している単語です。

仮にパラグラフ中にin the 16th century, in 1888などの具体的な年号がある場合、過去の事を記述しているのでリスト内キーワードのhistoryマッチすることが分かります。

このような感じで各段落の最初の2文を読み進めたら、最終段落ではできるだけ全体に目を通すようにしましょう。

ここには文章の結論や筆者の意見がまとめられているので文全体がどのような結果になったのかを把握でき、リスト内キーワードが落ちている可能性が非常に高いです。

  1. リスト内キーワードをチェック
  2. 各段落の最初の2文を読んで本文のキーワードをチェック
  3. 最終段落は全体をチェック
  4. リスト内キーワードと本文のキーワードを照らし合わせる

見出し選択問題と非常に似ている形式でタイトルを選ぶ問題もあります。

例文

Choose the most appropriate title from a list.

解き方は見出し選択問題と同じですが、あまり出題傾向は高くないように感じます。

合っているか・間違っているか・書かれていないか

日本語でどう言い換えればいいのか分かりませんが、True,False,Not Given / Yes,No,Not Givenというようにテストでは出題されます。

例文

Do the following statements agree with the information given in Reading passage 1?

TRUE if the statement agrees with the information

FALSE if the statement contradicts the information

NOT GIVEN if there is no information on this

  1. Tom studies Japanese at school.
  2. Tom swims everyday.
  3. Tom’s mother is a musician.

①②③の問題に対し、本文を読んだ上でTrue / False / Not Givenで答えます。

仮に本文がこのように記述してあった場合…

トムは日本語学校に通っており毎週末は泳ぎに行きます。トムの夢は先生になることです。

日本語学校に通っている→①Tom studies Japanese at school.にあてはまるのでTRUE

毎週末泳ぎに行く→②Tom swims everyday.には毎日と記載されているのでFALSE

母親の情報は何もないので③Tom’s mother is a musician.はNOT GIVEN

対策方法

この問題形式を解いていく際は以下の事を頭に入れ、本文を読み進めます。

  • 問題文の内容と同じものが本文で述べられている場合→True/Yes
  • 違うこと、矛盾したことが述べられている→False/No
  • 本文にその情報がないNot Given

only,never,allなどの単語が質問に入っている場合はFALSEであることが多いので注意して本文と照らし合わせます。

大体は1つの段落に1つの答えがあり、問題の順番と段落の順番はリンクしています。

もし分からない設問があったら、答えが分かった問題の前後の段落を探せば答えが見つかります。

問題①の解答が第2段落に合った場合、問題②の解答は第3段落以降になります。問題③は第4段落以降に記述してあります。

穴埋め

例文

Choose one word only from the passage for each answer.

  1. Two ingredients used to make paint found in the cave were …………… and …………….

穴埋めは本文または選択肢から単語を選んで解答します。

問題には

  • 文章穴埋め
  • フローチャート穴埋め
  • ノート穴埋め
  • ダイアグラム穴埋め

などの形式があります。

対策方法

必ず問題文を先に読んでからキーワードを見つけ、答えが書いてある段落を探しはじめます。

例えば上記の問題では2つの材料について問われていますが、キーワードになり得るのはbe動詞の後に来る名詞、形容詞、動詞の受け身形が考えられます。

問題を読んだ時点でこれらを頭に入れ、本文中から単語を抜き出します。

本文を読み進めるうえで気を付けたい事は1つの段落にいくつもの答えが入っていないこと。

答えとなるキーワードを見つけたらすぐに次の段落に移りましょう。

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自分の選んだキーワードが問題文の意味や文法と合っているか確認してケアレスミスをなくそう!

選択肢問題

例文

Choose collect letter A, B, C or D.

The Garden City Movement

  • A.came before the Industrial Revolution.
  • B.was held back by a lack of funds.
  • C.resulted in success.
  • D.was designed to solve problems.

問題に対しての解答を4つの選択肢A-Dの中から選びます。

選択肢問題のタイプは

  1. 未完成の文章の後半部分の完成
  2. 問題文にあるWHクエスチョンに対してダイレクトに答える
  3. 筆者の意見を探す

の3つのタイプがあり、上記の例題は①の未完成文章の完成になります。

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What is the writer’s opinion of ○○?であれば筆者の意見を聞かれているので③になるよ!

僕が感じたこの問題形式の特徴は、2つまで選択肢を絞るのは簡単。でも残りの2つがとても紛らわしくどちらも正解にみえること。

選択肢中のキーワードとなる単語は本文中で言い換えられているのでアイディアが一致しているかを見極める必要があります。

リスト内キーワードを本文を見つけたら、1つのキーワードだけで判断せず、選択肢の単語と照らし合わせて文全体の意味を確認します(特に形容詞と副詞)

問題は段落の順番通りに出題されており、基本的に1段落の中に答えが1つあります。

情報探し

例文

Which paragraph contains the following information?

  1. examples of communication
  2. an explanation of a particular term
  3. the results of the study

情報探しでは本文中のどの段落が問題文の情報を含んでいるかを解答します。

対策方法

他の問題形式と同じようにリスト内キーワードをマークし、本文中で探す情報を見つけます

①の場合ならexamplescommunicationがリスト内キーワードなので、本文中で2つ以上のコミュニケーションについての例が挙げられている段落を探します。

リスト内キーワードは本文では同義語で書き換えられているので、キーワードを直接探すよりも内容を重視して読み進めます。

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この問題形式は1つの段落にいくつも答えがある場合もあるので必要な情報だけを読み取ることが必要だよ!

ショートアンサー&クエスチョン

例文

Answer the questions below using NO MORE THAN THREE WORDS from the passage from each answer.

  1. In writer’s opinion what caused continents to be separated? 
  2. What do indications of glaciers provide evidence of? 

問題文に対する答えを本文中から抜き出し、指定された文字数で解答します。

問題文からどのような情報を探すのかをまず特定してその同義語を本文中から見つけます

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問題①②…は段落の順番通りに並んでいるから、答えの場所を元に他の答えを探すと効率よし!

分類分け問題

例文

Classify the following plants as migrating using

A. Sea or Wind

B. Animals or Birds

C. Neither

  1. cotton …….
  2. burdock …….
  3. black berry ……..

適した選択肢を選ぶ問題で比較的簡単です。

例題ではどのように植物が繁殖するかについて書かれており、本文中からそれぞれの繁殖する方法を見つけて解答していきます。

リスト内キーワードを本文で探し、解答はその前後にあるので全文を読む必要はありません。

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リスト内キーワードを設定し、本文でキーワードを見つければ答えまではもうすぐ!

リーディングでの頻出形式

これまで7つの問題形式をまとめましたが、個人的には見出し、T・F・NG、穴埋め、選択方式問題はほぼ毎回出題されているのでまずはこの4つの解き方から慣れていきましょう。

IELTSリーディングではキーワードの同義語を求められるケースがほとんどです。

リスト内キーワードにしっかりとチェックをし、その同義語を本文中から探すようにするとリーディングの対策はグッと楽になります。

IELTSリーディングで解答する時の注意点

リーディングパートでは解答で気を付けないと減点されることもあるので、ケアレスミスを減らすために基本的な解答方法も頭に入れておきましょう。

基本の解答とは

  • 解答例にならった答えの書き方
  • 単語数を守る
  • 答えをいくつ書いていいのかを確認する

問題文の中でfirstと書かれていた場合は答えを2nd.3rdのように記入すると減点されるので、この場合はsecond,thirdというように書いていきます。

同様にTrue,False形式の問題もT,F,NGというように略して記入すると減点です。

字数制限がある問題は大抵3単語以内で答える場合が多く、前置詞や冠詞(a,an,the)、数字も1単語として数えます。

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a number of peopleは4語だよ!

IELTSリーディングの勉強方法

ここからは具体的にIELTSのリーディングスコアを伸ばす為の勉強方法をまとめていきます。

全体を通して言えることは

  1. 単語力
  2. 文章の理解力(スキミングとスキャンニング)
  3. タイムマネジメント

が必須になること。

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この3つを意識してコツコツと勉強していく事が重要だよ!

単語力

そもそもな話ですが、単語を知らないと文章が読めません。

知らない単語が多すぎると文章の理解度が下がってしまい正確に問題に解答できません。

単語の効率的な覚え方については↓で詳しくまとめているので参考にしてみてください。

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まずは語彙力の強化から始めますが、IELTSのリーディングでは同義語についても理解する必要があります。

キーワードがそのまま答えとして本文に記載してある事はほぼないので同義語を理解する=スコアを伸ばすと言っても過言ではありません。

文章の理解力

リーディング試験時間の60分で3つの長文を最初から最後まで全部読んでいる時間はありません

ここで必要になるのが速読をして文章を理解する力です。速読のスキルはスキミングとスキャニングと呼ばれています。

スキミング→文章全体の大まかな意味をとらえる目的で、段落の最初に書かれている文章だけを読みます。これによって段落ごとに何が書かれているのかを把握します。

スキャニング→キーワードを文中から探すこと。特に人や年号専門用語などに注目し、段落中にどのようなアイディアが散りばめられているのかを理解します。

タイムマネジメント

リーディングテストでは60分の中で3つの長文を読み、40問の解答を答案用紙に移し終えなければなりません。

限られた時間の中で解答する癖をつけるためにもリーディングの勉強をする際には時間を計りましょう。

問題を解くときは常に時間を計る

どのように時間配分するかは個人にもよりますが、試験では目安として1つのパッセージにかける時間は19分以内。残った3分内で解答欄への書き写しと見直しをします。

公式問題集を使って学習する時は必ず1パッセージ20分以内で解くようにし、この際に時間が足りなくてもその時点で一旦終了します。

長時間かければ正答率は上がりますが、長い時間をかけて問題を解く癖がついてしまうと本番で確実に時間が足りなくなります。

20分以内で解答を終えられなかった場合、答え合わせの時にどこで時間をロスしてしまったのかを分析し、弱点を補うようにします。

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でもいつも絶対タスク③で時間が無くなって全部解答できないんだよね…

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本番では最初に3つに題名を確認して、自分の得意な分野や問題形式から始めるのもひとつの手だよね!

最後に:IELTSリーディングは問題に注視する!

ここまで7つの問題形式とそれぞれの対策方法をまとめてきました。

それぞれの問題に対して理解を深め、語彙力を底上げすることでリーディングは驚くほどスコアが伸びます。

毎日コツコツと勉強していきましょう。

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